テーブルの管理
このドキュメントでは、BigQuery でテーブルを管理する方法について説明します。BigQuery のテーブルの管理タスクには以下のようなものがあります。
テーブル情報の取得、テーブルの一覧表示、テーブルデータへのアクセス制御など、テーブルの作成と使用の詳細については、テーブルの作成と使用をご覧ください。
始める前に
このドキュメントの各タスクを実行するために必要な権限をユーザーに与える Identity and Access Management(IAM)のロールを付与します。タスクの実行に必要な権限(存在する場合)は、タスクの「必要な権限」セクションに記載されています。
テーブルのプロパティを更新する
テーブルの次の要素を更新できます。
必要な権限
テーブルのプロパティの更新に必要な権限を取得するには、テーブルに対するデータ編集者(roles/bigquery.dataEditor
)IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。
ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織へのアクセスを管理するをご覧ください。
この事前定義ロールには、テーブルのプロパティの更新に必要な権限が含まれています。必要とされる正確な権限については、「必要な権限」セクションを開いてご確認ください。
必要な権限
テーブルのプロパティを更新するには、次の権限が必要です。
-
bigquery.tables.update
-
bigquery.tables.get
カスタムロールや他の事前定義ロールを使用して、これらの権限を取得することもできます。
また、bigquery.datasets.create
権限がある場合は、作成したデータセットのテーブルのプロパティを更新できます。
テーブルの説明を更新する
テーブルの説明は次の方法で更新できます。
- Google Cloud コンソールの使用
ALTER TABLE
データ定義言語(DDL)ステートメントを使用する。- bq コマンドライン ツールの
bq update
コマンドを使用する。 tables.patch
API メソッドを呼び出す。- クライアント ライブラリを使用する。
テーブルの説明を更新するには:
コンソール
Google Cloud コンソールを使用してテーブルを作成する場合、説明を追加することはできません。説明は、テーブルの作成後に [詳細] ページで追加できます。
[エクスプローラ] パネルで、プロジェクトとデータセットを展開し、テーブルを選択します。
詳細パネルで、[詳細] をクリックします。
[説明] セクションの鉛筆アイコンをクリックして、説明を編集します。
ボックスに説明を入力し、[更新] をクリックして保存します。
SQL
ALTER TABLE SET OPTIONS
ステートメントを使用します。
次の例は、mytable
という名前のテーブルの説明を更新します。
Google Cloud コンソールで [BigQuery] ページに移動します。
クエリエディタで次のステートメントを入力します。
ALTER TABLE mydataset.mytable SET OPTIONS ( description = 'Description of mytable');
[
実行] をクリックします。
クエリの実行方法については、インタラクティブ クエリを実行するをご覧ください。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
--description
フラグを指定してbq update
コマンドを発行します。更新するテーブルがデフォルト プロジェクト以外のプロジェクトにある場合は、project_id:dataset
の形式でプロジェクト ID をデータセット名に追加します。bq update \ --description "description" \ project_id:dataset.table
次のように置き換えます。
description
: テーブルの説明テキストproject_id
: プロジェクト IDdataset
: 更新するテーブルを含むデータセットの名前table
: 更新するテーブルの名前
例:
mydataset
データセットのmytable
テーブルの説明を「Description of mytable」に変更するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットはデフォルト プロジェクトにあります。bq update --description "Description of mytable" mydataset.mytable
mydataset
データセットのmytable
テーブルの説明を「Description of mytable」に変更するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットは、デフォルト プロジェクトではなくmyotherproject
プロジェクトにあります。bq update \ --description "Description of mytable" \ myotherproject:mydataset.mytable
API
tables.patch
メソッドを呼び出し、テーブル リソースの description
プロパティを使用して、テーブルの説明を更新します。tables.update
メソッドはテーブル リソース全体を置き換えるため、tables.patch
メソッドの方が適切です。
Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Table.description プロパティを構成し、Client.update_table() を呼び出して API に更新を送信します。テーブルの有効期限を更新する
データセット レベルでデフォルトのテーブル有効期限を設定できます。また、テーブルの作成時にテーブルの有効期限を設定することもできます。テーブルの有効期限は有効期間(TTL)と呼ばれることもあります。
テーブルが期限切れになると、そのテーブル内のすべてのデータは削除されます。必要な場合は、データセットに指定されたタイムトラベル期間内に期限切れのテーブルの削除を取り消すことができます。詳細については、削除されたテーブルの復元をご覧ください。
テーブルの作成時に有効期限を設定した場合、データセットのデフォルトのテーブル有効期限は無視されます。データセット レベルでデフォルトのテーブル有効期限を設定せず、テーブルの作成時にもテーブル有効期限を設定しなかった場合、テーブルは無期限に有効になります。このようなテーブルは手動で削除する必要があります。
テーブルを作成した後、テーブルの有効期限を次の方法でいつでも更新できます。
- Google Cloud コンソールの使用
ALTER TABLE
データ定義言語(DDL)ステートメントを使用する。- bq コマンドライン ツールの
bq update
コマンドを使用する。 tables.patch
API メソッドを呼び出す。- クライアント ライブラリを使用する。
テーブルの有効期限を更新するには:
コンソール
Google Cloud コンソールを使用してテーブルを作成するときに有効期限を追加することはできません。テーブルを作成した後、[テーブル詳細] ページでテーブルの有効期限を追加または更新できます。
[エクスプローラ] パネルで、プロジェクトとデータセットを展開し、テーブルを選択します。
詳細パネルで、[詳細] をクリックします。
[テーブル情報] の横にある鉛筆アイコンをクリックします。
[テーブルの有効期限] で [日付を指定] を選択します。次に、カレンダー ウィジェットで有効期限を選択します。
[更新] をクリックして保存します。更新された有効期限が [テーブル情報] セクションに表示されます。
SQL
ALTER TABLE SET OPTIONS
ステートメントを使用します。
次の例では、mytable
という名前のテーブルの有効期限を更新します。
Google Cloud コンソールで [BigQuery] ページに移動します。
クエリエディタで次のステートメントを入力します。
ALTER TABLE mydataset.mytable SET OPTIONS ( -- Sets table expiration to timestamp 2025-02-03 12:34:56 expiration_timestamp = TIMESTAMP '2025-02-03 12:34:56');
[
実行] をクリックします。
クエリの実行方法については、インタラクティブ クエリを実行するをご覧ください。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
--expiration
フラグを指定してbq update
コマンドを発行します。更新するテーブルがデフォルト プロジェクト以外のプロジェクトにある場合は、project_id:dataset
の形式でプロジェクト ID をデータセット名に追加します。bq update \ --expiration integer \
project_id:dataset.table
次のように置き換えます。
integer
: テーブルのデフォルトの存続期間(秒)です。最小値は 3,600 秒(1 時間)です。現在時刻にこの整数値を足した値が有効期限になります。0
を指定すると、テーブルの有効期限が削除され、テーブルは無期限に有効になります。有効期限のないテーブルは手動で削除する必要があります。project_id
: プロジェクト ID。dataset
: 更新するテーブルを含むデータセットの名前。table
: 更新するテーブルの名前。
例:
mydataset
データセットのmytable
テーブルの有効期限を 5 日(432,000 秒)に更新するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットはデフォルト プロジェクトにあります。bq update --expiration 432000 mydataset.mytable
mydataset
データセットのmytable
テーブルの有効期限を 5 日(432,000 秒)に更新するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットは、デフォルト プロジェクトではなくmyotherproject
プロジェクトにあります。bq update --expiration 432000 myotherproject:mydataset.mytable
API
tables.patch
メソッドを呼び出し、テーブル リソースの expirationTime
プロパティを使用して、テーブルの有効期限(ミリ秒単位)を更新します。tables.update
メソッドはテーブル リソース全体を置き換えるため、tables.patch
メソッドの方が適切です。
Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Node.js
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Node.js の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Table.expires プロパティを構成し、Client.update_table() を呼び出して API に更新を送信します。データセットのデフォルトのパーティション有効期限を更新するには:
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
テーブルの丸めモードを更新する
ALTER TABLE SET OPTIONS
DDL ステートメントを使用して、テーブルのデフォルトの丸めモードを更新できます。次の例では、mytable
のデフォルトの丸めモードを ROUND_HALF_EVEN
に更新します。
ALTER TABLE mydataset.mytable SET OPTIONS ( default_rounding_mode = "ROUND_HALF_EVEN");
NUMERIC
または BIGNUMERIC
フィールドをテーブルに追加し、丸めモードを指定しないと、丸めモードは自動的にテーブルのデフォルトの丸めに設定されます。テーブルのデフォルトの丸めモードを変更しても、既存のフィールドの丸めモードは変更されません。
テーブルのスキーマ定義を更新する
テーブルのスキーマ定義の更新方法については、テーブル スキーマの変更をご覧ください。
テーブルの名前を変更する
テーブルを作成した後にテーブルの名前を変更するには、ALTER TABLE RENAME TO
ステートメントを使用します。
次の例では、mytable
の名前を mynewtable
に変更します。
ALTER TABLE mydataset.mytable RENAME TO mynewtable;
テーブル名の変更に関する制限
- データ ストリーミングを含むテーブルの名前を変更する場合は、ストリーミングを停止し、保留中のストリームを commit して、BigQuery がストリーミングを使用していないことを示すまで待つ必要があります。
- 通常、テーブルの名前は最後のストリーミング オペレーションから 5 時間以内に変更されますが、それ以上かかる場合もあります。
- 既存のテーブル ACL と行アクセス ポリシーは保持されますが、テーブル名の変更中に行われたテーブル ACL と行アクセス ポリシーの更新は保持されません。
- テーブルの名前を変更して、そのテーブルで DML ステートメントを同時に実行することはできません。
- テーブルの名前を変更すると、テーブルのすべての Data Catalog タグが削除されます。
- 外部テーブルの名前は変更できません。
テーブルをコピーする
このセクションでは、テーブルの完全なコピーを作成する方法について説明します。他のタイプのテーブルのコピーについては、テーブル クローンとテーブル スナップショットをご覧ください。
次の方法でテーブルをコピーできます。
- Google Cloud コンソールを使用する
bq cp
コマンドを使用します。CREATE TABLE COPY
データ定義言語(DDL)ステートメントを使用する。- jobs.insert API メソッドを呼び出して、
copy
ジョブを構成する。 - クライアント ライブラリの使用
テーブルのコピーに関する制限事項
テーブルのコピージョブには以下の制限があります。
- テーブルをコピーするとき、コピー先テーブルの名前は、テーブルの作成時と同じ命名規則に従う必要があります。
- テーブルのコピーは、コピージョブに関する BigQuery の上限が適用されます。
- Google Cloud Console では、一度に 1 つのテーブルのみをコピーできます。コピー先データセット内の既存のテーブルを上書きすることはできません。コピーするテーブルには、コピー先データセット内で一意の名前を付ける必要があります。
- Google Cloud コンソールでは、複数のテーブルを 1 つのテーブルにコピーすることはできません。
API、bq コマンドライン ツール、またはクライアント ライブラリで複数のテーブルを 1 つのテーブルにコピーする場合は、すべてのコピー元テーブルで同一のスキーマ(パーティショニングやクラスタリングなど)が使用されている必要があります。
列の削除や名前変更など、特定のテーブル スキーマの更新を行うと、テーブルのスキーマは同じに見えても、内部表現が変わっていることがあります。これにより、テーブルのコピージョブがエラー
Maximum limit on diverging physical schemas reached
で失敗する可能性があります。この場合、CREATE TABLE LIKE
ステートメントを使用すると、ソーステーブルのスキーマを宛先テーブルのスキーマと完全に一致させることができます。BigQuery では、基盤となるストレージが動的に管理されるため、テーブルのコピーにかかる時間が大きく異なる場合があります。
コピー元のテーブルよりも列数が多く、追加された列がデフォルト値を持つコピー先テーブルに、コピー元テーブルをコピーして追加することはできません。代わりに、
INSERT destination_table SELECT * FROM source_table
を実行してデータをコピーできます。コピー オペレーションが既存のテーブルを上書きする場合は、既存のテーブルに対するテーブルレベルのアクセスが維持されます。ソーステーブルのタグは上書きされるテーブルにコピーされませんが、既存のテーブルのタグは保持されます。ただし、リージョン間でテーブルをコピーすると、既存のテーブルのタグは削除されます。
コピー オペレーションによって新しいテーブルが作成される場合、新しいテーブルに対するテーブルレベルのアクセス権は、新しいテーブルが作成されるデータセットのアクセス ポリシーによって決まります。さらに、ソーステーブルから新しいテーブルにタグがコピーされます。
複数のコピー元テーブルを 1 つのコピー先テーブルにコピーする場合は、すべてのコピー元テーブルに同じタグを設定する必要があります。
必要なロール
このドキュメントのタスクを実行するには、次の権限が必要です。
テーブルとパーティションをコピーするロール
テーブルとパーティションのコピーに必要な権限を取得するには、コピー元データセットとコピー先データセットに対するデータ編集者(roles/bigquery.dataEditor
)IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織へのアクセスを管理するをご覧ください。
この事前定義ロールには、テーブルとパーティションのコピーに必要な権限が含まれています。必要とされる正確な権限については、「必要な権限」セクションを開いてご確認ください。
必要な権限
テーブルとパーティションをコピーするには、次の権限が必要です。
- ソース データセットとコピー先データセットに対する
bigquery.tables.getData
- ソース データセットとコピー先データセットに対する
bigquery.tables.get
- コピー先データセットに対する
bigquery.tables.create
- コピー先データセットに対する
bigquery.tables.update
カスタムロールや他の事前定義ロールを使用して、これらの権限を取得することもできます。
コピージョブを実行する権限
コピージョブを実行するために必要な権限を取得するには、コピー元データセットとコピー先データセットに対してジョブユーザー(roles/bigquery.jobUser
)IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織へのアクセスを管理するをご覧ください。
この事前定義ロールには、コピージョブを実行するために必要な bigquery.jobs.create
権限が含まれています。
カスタムロールや他の事前定義ロールを使用して、この権限を取得することもできます。
単一ソースのテーブルをコピーする
次の方法で 1 つのテーブルをコピーできます。
- Google Cloud コンソールを使用する。
- bq コマンドライン ツールの
bq cp
コマンドを使用する。 CREATE TABLE COPY
データ定義言語(DDL)ステートメントを使用する。jobs.insert
API メソッドを呼び出して、copy
ジョブを構成し、sourceTable
プロパティを指定する。- クライアント ライブラリを使用する。
Google Cloud コンソールと CREATE TABLE COPY
ステートメントを使用する場合、コピージョブでサポートされるのは、コピー元テーブルとコピー先テーブル、それぞれ 1 つのみです。複数のファイルを 1 つのテーブルにコピーするには、bq コマンドライン ツールまたは API を使用する必要があります。
1 つのテーブルをコピーする手順は以下のとおりです。
コンソール
[エクスプローラ] パネルで、プロジェクトとデータセットを展開し、テーブルを選択します。
詳細パネルで [テーブルをコピー] をクリックします。
[テーブルのコピー] ダイアログの [コピー先] で次の操作を行います。
[コピー] をクリックして、コピージョブを開始します。
SQL
CREATE TABLE COPY
ステートメントを使用して、table1
という名前のテーブルを table1copy
という名前の新しいテーブルにコピーします。
Google Cloud コンソールで [BigQuery] ページに移動します。
クエリエディタで次のステートメントを入力します。
CREATE TABLE
myproject.mydataset.table1copy
COPYmyproject.mydataset.table1
;[
実行] をクリックします。
クエリの実行方法については、インタラクティブ クエリを実行するをご覧ください。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
bq cp
コマンドを発行します。オプションのフラグを使用して、コピー先テーブルの書き込み処理を制御できます。-a
または--append_table
を指定すると、コピー元テーブルのデータがコピー先データセット内の既存のテーブルの末尾に追加されます。-f
または--force
を指定すると、コピー先データセット内の既存のテーブルが上書きされます。確認を求めるプロンプトは表示されません。-n
または--no_clobber
を指定すると、コピー先データセット内にテーブルが存在している場合にTable 'project_id:dataset.table' already exists, skipping.
というエラー メッセージが返されます。-n
を指定しなかった場合、デフォルトでは、コピー先テーブルを置き換えるかどうかを選択するプロンプトが表示されます。--destination_kms_key
には、顧客管理の Cloud KMS 鍵を指定します。これは、コピー先テーブルを暗号化する場合に使用します。
--destination_kms_key
はここでは説明しません。詳細については、Cloud Key Management Service 鍵によるデータの保護をご覧ください。コピー元またはコピー先のデータセットがデフォルト以外のプロジェクトにある場合は、
project_id:dataset
の形式でプロジェクト ID をデータセット名に追加します。(省略可)
--location
フラグを指定して、その値をロケーションに設定します。bq --location=location cp \ -a -f -n \
project_id:dataset.source_table
\project_id:dataset.destination_table
以下を置き換えます。
location
: ロケーションの名前。--location
フラグは省略可能です。たとえば、BigQuery を東京リージョンで使用している場合は、このフラグの値をasia-northeast1
に設定します。.bigqueryrc
ファイルを使用してロケーションのデフォルト値を設定できます。project_id
: プロジェクト ID。dataset
: コピー元データセットまたはコピー先データセットの名前。source_table
: コピーするテーブル。destination_table
: 宛先データセット内のテーブル名。
例:
mydataset.mytable
テーブルをmydataset2.mytable2
テーブルにコピーするには、次のコマンドを入力します。データセットは両方ともデフォルト プロジェクトにあります。bq cp mydataset.mytable mydataset2.mytable2
mydataset.mytable
テーブルをコピーして、同じ名前が付いたコピー先のテーブルを上書きするには、次のコマンドを入力します。コピー元データセットはデフォルト プロジェクトにあります。コピー先データセットは、myotherproject
プロジェクトにあります。-f
ショートカットが指定されているため、コピー先テーブルは確認プロンプトなしで上書きされます。bq cp -f \ mydataset.mytable \ myotherproject:myotherdataset.mytable
mydataset.mytable
テーブルのコピーで、コピー先データセットに同じ名前のテーブルがある場合にエラーを返すには、次のコマンドを入力します。コピー元データセットはデフォルト プロジェクトにあります。コピー先データセットは、myotherproject
プロジェクトにあります。-n
ショートカットが指定されているため、同じ名前のテーブルが上書きされることはありません。bq cp -n \ mydataset.mytable \ myotherproject:myotherdataset.mytable
mydataset.mytable
テーブルをコピーして、同じ名前が付いたコピー先のテーブルに追加するには、次のコマンドを入力します。コピー元データセットはデフォルト プロジェクトにあります。コピー先データセットは、myotherproject
プロジェクトにあります。- a
ショートカットが指定されているため、コピー先テーブルにデータが追加されます。bq cp -a mydataset.mytable myotherproject:myotherdataset.mytable
API
API を使用して既存のテーブルをコピーするには、bigquery.jobs.insert
メソッドを呼び出し、copy
ジョブを構成します。ジョブリソースの jobReference
セクションにある location
プロパティでロケーションを指定します。
ジョブ構成で次の値を指定する必要があります。
"copy": { "sourceTable": { // Required "projectId": string, // Required "datasetId": string, // Required "tableId": string // Required }, "destinationTable": { // Required "projectId": string, // Required "datasetId": string, // Required "tableId": string // Required }, "createDisposition": string, // Optional "writeDisposition": string, // Optional },
sourceTable
にはコピーするテーブルの情報、destinationTable
には新しいテーブルの情報を指定します。createDisposition
には同名のテーブルが存在しない場合に新しく作成するかどうか、writeDisposition
には既存のテーブルを上書きするかデータを追加するかを指定します。
C#
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある C# の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Node.js
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Node.js の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
PHP
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある PHP の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
複数の元テーブルをコピーする
次の方法で、複数のテーブルを 1 つのテーブルにコピーできます。
- bq コマンドライン ツールの
bq cp
コマンドを使用する。 jobs.insert
メソッドを呼び出して、copy
ジョブを構成し、sourceTables
プロパティを指定する。- クライアント ライブラリを使用する。
すべてのコピー元テーブルのスキーマとタグが同一である必要があります。また、指定できるコピー先テーブルは 1 つだけです。
コピー元テーブルは、カンマ区切りのリストとして指定する必要があります。複数のコピー元テーブルをコピーする場合、ワイルドカードは使用できません。
複数の参照元テーブルをコピーするには、次の選択肢のいずれかを選択します。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
bq cp
コマンドを発行し、複数のコピー元テーブルをカンマ区切りのリストとして指定します。オプションのフラグを使用して、コピー先テーブルの書き込み処理を制御できます。-a
または--append_table
を指定すると、コピー元テーブルのデータがコピー先データセット内の既存のテーブルの末尾に追加されます。-f
または--force
を指定すると、コピー先データセット内の既存のコピー先テーブルが上書きされます。確認を求めるプロンプトは表示されません。-n
または--no_clobber
を指定すると、コピー先データセット内にテーブルが存在している場合にTable 'project_id:dataset.table' already exists, skipping.
というエラー メッセージが返されます。-n
を指定しなかった場合、デフォルトでは、コピー先テーブルを置き換えるかどうかを選択するプロンプトが表示されます。--destination_kms_key
には、顧客管理の Cloud Key Management Service 鍵を指定します。これは、コピー先テーブルを暗号化する場合に使用します。
--destination_kms_key
はここでは説明しません。詳細については、Cloud Key Management Service 鍵によるデータの保護をご覧ください。コピー元またはコピー先のデータセットがデフォルト以外のプロジェクトにある場合は、
project_id:dataset
の形式でプロジェクト ID をデータセット名に追加します。(省略可)
--location
フラグを指定して、その値をロケーションに設定します。bq --location=location cp \ -a -f -n \
project_id:dataset.source_table
,project_id:dataset.source_table
\project_id:dataset.destination_table
以下を置き換えます。
location
: ロケーションの名前。--location
フラグは省略可能です。たとえば、BigQuery を東京リージョンで使用している場合は、このフラグの値をasia-northeast1
に設定します。.bigqueryrc
ファイルを使用してロケーションのデフォルト値を設定できます。project_id
: プロジェクト ID。dataset
: コピー元データセットまたはコピー先データセットの名前。source_table
: コピー元のテーブル。destination_table
: 宛先データセット内のテーブル名。
例:
mydataset.mytable
テーブルとmydataset.mytable2
テーブルをmydataset2.tablecopy
テーブルにコピーするには、次のコマンドを入力します。データセットはすべてデフォルト プロジェクトにあります。bq cp \ mydataset.mytable,mydataset.mytable2 \ mydataset2.tablecopy
mydataset.mytable
テーブルとmydataset.mytable2
テーブルをmyotherdataset.mytable
テーブルにコピーして、同じ名前が付いたコピー先のテーブルを上書きするには、次のコマンドを入力します。コピー先データセットは、デフォルト プロジェクトではなくmyotherproject
プロジェクトにあります。-f
ショートカットが指定されているため、コピー先テーブルは確認プロンプトなしで上書きされます。bq cp -f \ mydataset.mytable,mydataset.mytable2 \ myotherproject:myotherdataset.mytable
myproject:mydataset.mytable
テーブルとmyproject:mydataset.mytable2
テーブルのコピーで、コピー先データセットに同じ名前のテーブルがある場合にエラーを返すには、次のコマンドを入力します。コピー先データセットは、myotherproject
プロジェクトにあります。-n
ショートカットが指定されているため、同じ名前のテーブルが上書きされることはありません。bq cp -n \ myproject:mydataset.mytable,myproject:mydataset.mytable2 \ myotherproject:myotherdataset.mytable
mydataset.mytable
テーブルとmydataset.mytable2
テーブルをコピーして、同じ名前が付いたコピー先のテーブルに追加するには、次のコマンドを入力します。コピー元データセットはデフォルト プロジェクトにあります。コピー先データセットは、myotherproject
プロジェクトにあります。-a
ショートカットが指定されているため、コピー先テーブルにデータが追加されます。bq cp -a \ mydataset.mytable,mydataset.mytable2 \ myotherproject:myotherdataset.mytable
API
API を使用して複数のテーブルをコピーするには、jobs.insert
メソッドを呼び出して copy
ジョブを構成し、sourceTables
プロパティを指定します。
ジョブリソースの jobReference
セクションにある location
プロパティでリージョンを指定します。
Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Node.js
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Node.js の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
リージョン間でのテーブルのコピー
テーブル、テーブル スナップショット、またはテーブル クローンを、1 つの BigQuery リージョンまたはマルチリージョンからコピーできます。これには、顧客管理の Cloud KMS(CMEK)が適用されたテーブルが含まれます。これを行うと、BigQuery の料金に従って追加料金が発生します。
リージョン間でテーブルをコピーするには、次のいずれかのオプションを選択します。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
bq cp \ -f -n \SOURCE_PROJECT:SOURCE_DATASET.SOURCE_TABLE
\DESTINATION_PROJECT:DESTINATION_DATASET.DESTINATION_TABLE
次のように置き換えます。
SOURCE_PROJECT
: ソース プロジェクト ID。ソース データセットがデフォルト プロジェクト以外のプロジェクトにある場合は、ソース データセット名にプロジェクト ID を追加します。DESTINATION_PROJECT
: 宛先プロジェクト IDコピー先のデータセットがデフォルト プロジェクト以外のプロジェクトにある場合は、コピー先のデータセット名にプロジェクト ID を追加します。SOURCE_DATASET
: ソース データセットの名前。DESTINATION_DATASET
: コピー先データセットの名前。SOURCE_TABLE
: コピーするテーブル。DESTINATION_TABLE
: コピー先データセット内のテーブル名。例:
mydataset_us.mytable
テーブルをus
マルチリージョンからeu
マルチリージョンのmydataset_eu.mytable2
テーブルにコピーするには、次のコマンドを入力します。データセットは両方ともデフォルト プロジェクトにあります。bq cp --sync=false mydataset_us.mytable mydataset_eu.mytable2
CMEK を有効化したテーブルをコピーするには、Cloud KMS を使用して鍵を作成し、
bq cp
コマンドにその鍵を指定するか、デフォルトの CMEK が構成されているコピー先データセットを使用します。次の例では、bq cp
コマンドにコピー先の CMEK を指定します。bq cp --destination_kms_key=projects/testing/locations/us/keyRings/us_key/cryptoKeys/eu_key mydataset_us.mytable mydataset_eu.mytable2
API
API を使用してリージョン間でテーブルをコピーするには、jobs.insert
メソッドを呼び出して、テーブルの copy
ジョブを構成します。
ジョブリソースの jobReference
セクションにある location
プロパティでリージョンを指定します。
C#
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある C# の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Node.js
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Node.js の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
PHP
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある PHP の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
制限事項
リージョン間でテーブルをコピーする場合は、次の制限があります。
- Google Cloud コンソールまたは
TABLE COPY DDL
ステートメントを使用してテーブルをコピーすることはできません。 - コピー元のテーブルにポリシータグがある場合は、テーブルをコピーできません。
- ソーステーブルが 20 物理 TiB を超える場合、テーブルをコピーすることはできません。ソーステーブルの物理サイズについては、テーブルに関する情報を取得するをご覧ください。
- テーブルに関連付けられている IAM ポリシーはコピーできません。コピーが完了したら、同じポリシーをコピー先に適用できます。
- コピー オペレーションで既存のテーブルが上書きされると、既存のテーブルのタグが削除されます。
- 複数のテーブルを 1 つのテーブルにコピーすることはできません。
- 追加モードではテーブルをコピーできません。
- タイムトラベル情報は、コピー先のリージョンにコピーされません。
- テーブル クローンは、コピー先のリージョンで完全コピーに変換されます。
現在の割り当て使用量を表示する
クエリ、読み込み、抽出、コピージョブの現在の使用状況を確認するには、INFORMATION_SCHEMA
クエリを実行して、指定した期間に実行されたジョブに関するメタデータを表示します。現在の使用量と割り当て上限を比較することで、特定の種類のジョブの割り当て使用量を確認できます。次のクエリの例では、INFORMATION_SCHEMA.JOBS
ビューを使用して、プロジェクトごとにクエリ、読み込み、抽出、コピーの各ジョブの数を一覧表示します。
SELECT sum(case when job_type="QUERY" then 1 else 0 end) as QRY_CNT, sum(case when job_type="LOAD" then 1 else 0 end) as LOAD_CNT, sum(case when job_type="EXTRACT" then 1 else 0 end) as EXT_CNT, sum(case when job_type="COPY" then 1 else 0 end) as CPY_CNT FROM `region-eu`.INFORMATION_SCHEMA.JOBS_BY_PROJECT WHERE date(creation_time)= CURRENT_DATE()
コピージョブの割り当て上限を表示するには、割り当てと上限 - コピージョブをご覧ください。
テーブルの削除
テーブルは次の方法で削除できます。
- Google Cloud コンソールの使用
DROP TABLE
データ定義言語(DDL)ステートメントを使用する。- bq コマンドライン ツールの
bq rm
コマンドを使用する。 tables.delete
API メソッドを呼び出す。- クライアント ライブラリを使用する。
データセット内のすべてのテーブルを削除するには、データセットを削除します。
テーブルを削除すると、そのテーブルに含まれるデータも削除されます。指定した期間の経過後にテーブルを自動的に削除するには、データセットのデフォルトのテーブル有効期限を設定するか、テーブルの作成時に有効期限を設定します。
テーブルを削除すると、このテーブルに関連付けられている権限も削除されます。削除されたテーブルを再作成する場合は、以前にそのテーブルに関連付けられていたアクセス権限を手動で再構成する必要があります。
必要なロール
テーブルを削除するために必要な権限を取得するには、データセットに対するデータ編集者(roles/bigquery.dataEditor
)IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織へのアクセスを管理するをご覧ください。
この事前定義ロールには、テーブルの削除に必要な権限が含まれています。必要とされる正確な権限については、「必要な権限」セクションを開いてご確認ください。
必要な権限
テーブルを削除するには、次の権限が必要です。
-
bigquery.tables.delete
-
bigquery.tables.get
カスタムロールや他の事前定義ロールを使用して、これらの権限を取得することもできます。
テーブルを削除する
テーブルを削除するには:
コンソール
[エクスプローラ] パネルで、プロジェクトとデータセットを展開し、テーブルを選択します。
詳細パネルで [テーブルを削除] をクリックします。
ダイアログに「
"delete"
」と入力し、[削除] をクリックして確定します。
SQL
DROP TABLE
ステートメントを使用します。
次の例では、mytable
という名前のテーブルを削除します。
Google Cloud コンソールで [BigQuery] ページに移動します。
クエリエディタで次のステートメントを入力します。
DROP TABLE mydataset.mytable;
[
実行] をクリックします。
クエリの実行方法については、インタラクティブ クエリを実行するをご覧ください。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
bq rm
コマンドに--table
フラグ(または-t
ショートカット)を指定して実行して、テーブルを削除します。bq コマンドライン ツールを使用してテーブルを削除する場合、操作の確認を求められます。--force
フラグ(または-f
ショートカット)を使用すると、確認をスキップできます。デフォルト以外のプロジェクトのデータセットにテーブルがある場合は、
project_id:dataset
の形式でプロジェクト ID をデータセット名に追加します。bq rm \ -f \ -t \ project_id:dataset.table
次のように置き換えます。
project_id
: プロジェクト IDdataset
: テーブルを含むデータセットの名前table
: 削除するテーブルの名前
例:
mytable
テーブルをmydataset
データセットから削除するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットはデフォルト プロジェクトにあります。bq rm -t mydataset.mytable
mytable
テーブルをmydataset
データセットから削除するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットは、デフォルト プロジェクトではなくmyotherproject
プロジェクトにあります。bq rm -t myotherproject:mydataset.mytable
mytable
テーブルをmydataset
データセットから削除するには、次のコマンドを入力します。mydataset
データセットはデフォルト プロジェクトにあります。このコマンドでは-f
ショートカットを使用しているため、確認は省略されます。bq rm -f -t mydataset.mytable
API
tables.delete
API メソッドを呼び出して、tableId
パラメータを使用して削除するテーブルを指定します。
C#
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある C# の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
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Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Node.js
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Node.js の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
PHP
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある PHP の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Ruby
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Ruby の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
削除されたテーブルを復元する
テーブルの削除は、データセットに指定されたタイムトラベル期間内に取り消すことができます。明示的な削除だけでなく、テーブルの有効期限による暗黙的な削除も取り消すことができます。タイムトラベル期間を構成することもできます。データセット全体の削除を取り消すには、データセットの削除を取り消すをご覧ください。
タイムトラベル期間は、2~7 日の日数に設定できます。タイムトラベル期間が経過すると、BigQuery はフェイルセーフ期間を開始します。この期間中、削除されたデータはさらに 7 日間自動的に保持されます。フェイルセーフ期間が経過した後、サポート チケットをオープンするなどの方法を使用してテーブルの削除を取り消すことはできません。
過去のデータからテーブルを復元しても、コピー元テーブルのタグはコピー先テーブルにコピーされません。
削除されたテーブルは、タイムトラベル期間内であれば、@<time>
時間デコレータを使用してテーブルを新しいテーブルにコピーすることで復元できます。テーブルをコピーするには、bq コマンドライン ツールかクライアント ライブラリを使用します。
コンソール
Google Cloud コンソールを使用してテーブルの削除を取り消すことはできません。
bq
-
In the Google Cloud console, activate Cloud Shell.
At the bottom of the Google Cloud console, a Cloud Shell session starts and displays a command-line prompt. Cloud Shell is a shell environment with the Google Cloud CLI already installed and with values already set for your current project. It can take a few seconds for the session to initialize.
テーブルを復元するには、まずテーブルが存在していたときの UNIX タイムスタンプ(ミリ秒単位)を特定します。Linux の
date
コマンドを使用して、通常のタイムスタンプ値から Unix タイムスタンプを生成できます。date -d '2023-08-04 16:00:34.456789Z' +%s000
次に、
@<time>
タイムトラベル デコレータを指定してbq copy
コマンドを使用し、テーブルのコピー オペレーションを実行します。たとえば、
1418864998000
の時点のmydataset.mytable
テーブルを新しいテーブルmydataset.newtable
にコピーするには、次のコマンドを入力します。bq cp mydataset.mytable@1418864998000 mydataset.newtable
(省略可)
--location
フラグを指定して、その値をロケーションに設定します。相対オフセットを指定することもできます。次の例は、1 時間前のテーブルのバージョンをコピーします。
bq cp mydataset.mytable@-3600000 mydataset.newtable
詳細については、特定の時点のテーブルを復元するをご覧ください。
Go
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Go の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Java
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Java の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Node.js
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Node.js の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
Python
このサンプルを試す前に、クライアント ライブラリを使用した BigQuery クイックスタートにある Python の設定手順を完了してください。詳細については、BigQuery Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
BigQuery に対する認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、クライアント ライブラリの認証情報を設定するをご覧ください。
タイムトラベル期間によって許されたている期間後にテーブルを復元したくなることが想定される場合は、テーブルのスナップショットを作成します。 詳細については、テーブル スナップショットをご覧ください。
テーブルのセキュリティ
BigQuery でテーブルへのアクセスを制御するには、テーブルのアクセス制御の概要をご覧ください。
次のステップ
- テーブルの作成と使用の詳細については、テーブルの作成と使用をご覧ください。
- データの処理の詳細については、テーブルデータの操作をご覧ください。
- テーブル スキーマの指定の詳細については、スキーマの指定をご覧ください。
- テーブル スキーマの変更の詳細については、テーブル スキーマの変更をご覧ください。
- データセットの詳細については、データセットの概要をご覧ください。
- ビューの詳細については、ビューの概要をご覧ください。