Cloud のロケーション
Google Cloud は、ユーザーが世界中のどこからでもアプリケーションにアクセスできるよう、AI 対応、超低レイテンシ、高可用性のためにゼロから構築されたインフラストラクチャを提供します。その巨大ネットワークは、Google と Google Cloud の双方で 25 年以上にわたって特に要求の厳しいクラウド ワークロードを処理し続け、数十億人のユーザーに高速で信頼性の高い最新のカスタマー エクスペリエンスをお届けしてきました。
Google Cloud の強力なグローバル インフラストラクチャを利用して、運用のスケーリング、ワークロードの分散によるレジリエンスの向上、ビジネスの継続性を実現しましょう。
地図は説明用であり、正確な縮尺を表していません
最更新日: 2025 年 12 月 11 日
グローバルな地域とリージョン
世界 42 リージョンのどこからでも、必要な場所でアプリケーションを実行できます。フォールト トレランスやレジリエンスを損なうことなく、超低レイテンシで優れたパフォーマンスを実現します。
Google Cloud プロダクトは、特定のリージョン ドメインから提供され、サービスレベル契約でサポートされるため、アプリケーション アーキテクチャをビジネスニーズに合わせて設計できます。
Google Cloud インフラストラクチャ プロダクトは、北米、南米、ヨーロッパ、アジア、中東、オーストラリアのさまざまなロケーションでご利用いただけます。これらのロケーションは、「リージョン」と「ゾーン」に分けられます。レイテンシ、可用性、主権の要件を満たすよう、アプリケーションの実行場所を選択できます。
リージョンとゾーンのドキュメントGoogle のグローバル ネットワーク
Google のグローバル ネットワークは、200 以上の国々を 775 万キロメートル超の陸上および海底ファイバーケーブルで接続しています。このネットワークを活用すれば、セキュリティ リスクと遅延を最小限に抑えながら、エンタープライズ アプリケーションから最先端の AI モデルのトレーニングまでのあらゆるニーズを満たす広帯域幅と低レイテンシを実現できます。Google のマルチシャード ネットワークは、水平スケーリングが可能な設計です。AI 時代の需要に対応するために、2020 年から 2025 年にかけて WAN 帯域幅を 7 倍に増やし、ユーザーがどこにいても高速で一貫したエクスペリエンスを提供しています。
Google は、エージェント AI を使用してネットワークを積極的に管理し、レジリエンスとパフォーマンスを確保しています。Google DeepMind の研究に基づいてネットワークのデジタルツインを構築することで、サービス停止の予測と防止、根本原因の特定、キャパシティ プランニングの最適化を可能にしました。このような自律的アプローチによって、障害対応時間が数時間から数分になり、停止時間が最大 93% 削減され、運用がリアクティブからプロアクティブに生まれ変わります。また、リージョン分離や Protective ReRoute などの機能を活用したレジリエンスを高める設計により、従来の信頼性指標を超えた確定的パフォーマンスが実現します。
各リージョンで利用可能なプロダクト
特定のゾーン、リージョン、マルチリージョンでリソースをデプロイできます。
最終更新日: 2025 年 11 月 26 日
リージョン新設の際、Compute Engine、Google Kubernetes Engine、Cloud Storage、Persistent Disk、Cloud SQL、Virtual Private Cloud、Cloud VPN、Key Management Service、Cloud Identity、Secret Manager の各プロダクトは必ず提供されます。
リージョン新設から 6 か月以内に、Cloud Run、Bigtable、Cloud MemCache、Apigee、Cloud Redis、Spanner、Extreme PD、BigQuery、Cloud Dataflow、Cloud Dataproc、Pub/Sub を含むその他のプロダクトが利用可能になります。
リージョンで利用可能なプロダクトは、お客様のご要望に合わせて順次拡大されます。
一部のサービスでは、大文字(例: 「US」)と小文字(例: 「us」)でリージョンを区別します。マルチリージョンの正確な形式については、サービスのドキュメントをご覧ください。
データ所在地を指定できる Google Cloud Platform サービス一覧に記載されているサービスは、特定のデータ ロケーションを使用するように構成できます。
- 記載されているリージョンおよびマルチリージョン ロケーションに加え、グローバル ロケーション オプションもご利用いただけます。
- 記載されているリージョン ロケーションに加え、マルチリージョン ロケーション オプションもご利用いただけます。詳細は、[マルチリージョン] タブをご覧ください。
- リージョンによってご利用いただける機能が異なります。
- 次世代の Datastore です。Datastore モードとネイティブ モードのいずれかでご利用いただけます。
- すべてのロケーションでサービスをご利用いただけます。ジョブは、ドキュメントに記載されているロケーションに作成されます。
- ダンマーム リージョンへのアクセスについては、こちらのドキュメントで説明しています。
- Security Command Center のロケーションは、プレビュー リリース ステージでご利用いただけます。
- Cloud Spanner のリソースのロケーションはこちらをご覧ください。
- 記載されているリージョン ロケーションに加え、グローバル ロケーション オプションもご利用いただけます。
SecOps サービスの Google データセンターの所在地(https://cloud.google.com/terms/secops/services に記載)は、SecOps のデータ所在地ページ(https://cloud.google.com/terms/secops/data-residency)に別途記載されています。
グローバルに利用可能なプロダクト
次のプロダクトは、ロケーションに依存することなくご利用いただけます。
AI / ML
データ分析
デベロッパー ツール
管理ツール
ネットワーキング
- リージョンで利用する場合のシナリオについては、こちらのドキュメントをご覧ください。
リージョンを選択する
Google Cloud リージョン選択ツールを使うと、温室効果ガス排出量、価格、レイテンシを考慮して Google Cloud リージョンを選択できます。ご希望に沿って設定を行ってください。
複数のクラウドにわたってプログラムでロケーション データにアクセスするには、Cloud Location Finder(CLF)の使用をご検討ください。CLF は、Google Cloud、Amazon Web Services(AWS)、Azure、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の最新のロケーション データを提供する API です。ロケーションを簡単に検索して詳細情報を確認したり、近くのロケーションを見つけたりすることができ、クラウド プロバイダ、ロケーション タイプ、国や地域、温室効果ガス排出量などの条件に基づくフィルタを適用できます。