Apigee ハイブリッドで大規模なメッセージ ペイロードのサポートを構成する

概要

バージョン 1.14.2 以降の Apigee ハイブリッドでは、最大 30 MB の大規模なメッセージ ペイロードがサポートされています。デフォルトのメッセージ ペイロード サイズは 10 MB です。メッセージ ペイロードのサイズをご覧ください。

ハイブリッド インストールで大規模なメッセージ ペイロードのサポートを有効にするには、ランタイム構成に次の変更を加える必要があります。

Apigee ハイブリッドで大規模なメッセージ ペイロードのサポートを構成する

  1. 次のスタンザを overrides.yaml ファイルに追加します。
    runtime:
      cwcAppend:
        bin_setenv_max_mem: 4096m   # Increase max heap size to 4 gigs
      resources:
        requests:
          memory: 4Gi
        limits:
          memory: 6Gi
    
  2. インストール内の各環境の apigee-env チャートをアップグレードします。

    ドライランを実行します。

    helm upgrade ENV_RELEASE_NAME apigee-env/ \
      --install \
      --namespace APIGEE_NAMESPACE \
      --set env=ENV_NAME \
      -f OVERRIDES_FILE \
      --dry-run=server
    
    • ENV_RELEASE_NAME は、apigee-env チャートのインストールとアップグレードの追跡に使用する名前です。この名前は、インストール内の他の Helm リリース名と重複していない必要があります。通常、これは ENV_NAME と同じにします。ただし、環境と環境グループの名前が同じである場合は、環境と環境グループに対して異なるリリース名(dev-env-releasedev-envgroup-release など)を使用する必要があります。Helm でのリリースの詳細については、Helm ドキュメントの 3 つの大きなコンセプト class="external"をご覧ください。
    • ENV_NAME はアップグレードする環境の名前です。
    • OVERRIDES_FILE は、編集した overrides.yaml ファイルです。

    チャートをアップグレードします。

    helm upgrade ENV_RELEASE_NAME apigee-env/ \
      --install \
      --namespace APIGEE_NAMESPACE \
      --set env=ENV_NAME \
      -f OVERRIDES_FILE