APPROX_COUNT_DISTINCT

APPROX_COUNT_DISTINCT 関数は、フィールドに含まれる固有のアイテムの概数をカウントします。

構文

APPROX_COUNT_DISTINCT(X)

パラメータ

  • field_expression - カウントするアイテムを含むフィールドまたは式。

APPROX_COUNT_DISTINCT 関数の仕組み

APPROX_COUNT_DISTINCT 関数は 1 つのパラメータを受け取ります。このパラメータには、任意のタイプの指標、ディメンション、または式の名前を指定できます。APPROX_COUNT_DISTINCT は、そのフィールドまたは式に含まれる固有のアイテムの概数を返します。

COUNT_DISTINCT と比較すると、APPROX_COUNT_DISTINCT ではクエリの処理を効率化することができますが、返される結果の精度は下がります。データセットが非常に大きい場合、または正確な数値を得ることよりもレポートのパフォーマンスが重要である場合は、APPROX_COUNT_DISTINCT の使用を検討してください。COUNT_DISTINCT の代わりに APPROX_COUNT_DISTINCT を使用すると、BigQuery データソースを利用する際のクエリの費用も削減できます。

近似集計の仕組みについて詳しくは、BigQuery のドキュメントをご覧ください。

APPROX_COUNT_DISTINCT(Page) - Page ディメンションに含まれる固有値の概数をカウントします。

APPROX_COUNT_DISTINCT の制限事項

  • APPROX_COUNT_DISTINCT 関数は、BigQuery データソースでのみ使用できます。

  • データソースで APPROX_COUNT_DISTINCT がサポートされていない場合、APPROX_COUNT_DISTINCTCOUNT_DISTINCT と同様に機能します。

  • この関数は、事前に集計された指標(集計タイプが Auto)または他の集計関数の結果である式には適用できません。たとえば、Google アナリティクスのデータソースに含まれる APPROX_COUNT_DISTINCT(Sessions) などの数式では、エラーが発生します。