このページでは、Looker Studio を使ってスムーズに作業を進めるために役立つ、重要な 6 つの手順について説明します。
レポートの作成から開始する
レポートを使用すると、データを視覚化し、インサイトを獲得して、そのインサイトを他のユーザーと共有することができます。
Looker Studio にログインすると、[レポート] タブが選択された状態でホームページが表示されます。画面の中央には、アクセス可能なすべてのレポートが表示されています。プラスボタンをクリックすると、新しい空白のレポートを作成したり、上部にあらかじめ用意されているレポート テンプレートを使用したりできます。
レポートを表示する
共有されているレポートを表示するには、画面中央のリスト内にあるレポート名をクリックします。
レポートを編集する
レポートを編集する手順は次のとおりです。
- レポートを表示します。
- 右上の [編集]
をクリックします。
[編集] ボタンが表示されていないレポートは、「閲覧者」のアクセス権のみで共有されています。レポートの所有者が許可している場合は、コピーを作成して編集できます。
レポートを作成する
レポートを作成する手順は次のとおりです。
- 左上の
[作成] をクリックします。
- [レポート] を選択します。
レポート エディタが開き、[データのレポートへの追加] パネルが開きます。
レポートにデータを追加する
データソースはデータに接続し、レポートで使用できるフィールドを設定できます。
新しいレポートを作成すると、[データのレポートへの追加] パネルが開きます。これにより、新しいデータソースを作成したり、既存のデータソースを追加したりできます。
新しいデータソースを作成
たとえば、BigQuery 公開データセットに接続できます(この手順を完了するには、有効な Google Cloud 請求先アカウントに関連付けられた Google Cloud プロジェクトが必要です)。
新しい BigQuery データソースを作成する手順は次のとおりです。
- [データのレポートへの追加] パネルで、[データに接続] をクリックします。
- BigQuery コネクタを選択します。
- 承認を求めるメッセージが表示された場合は、[承認] をクリックして、Looker Studio によるデータへのアクセスを許可します。
- [一般公開データセット] を選択します。
- [課金プロジェクト] を選択します。
- faa 一般公開データセットを選択します。
- us_airports テーブルを選択します。
- 画面の右下にある [追加] をクリックし、新しいデータソースをレポートに追加することを確認します。
- レポート エディタが表示され、データソースのフィールドを含む表がキャンバスに配置されます。
- 表のデータとスタイルをカスタマイズするには、画面の右側にあるプロパティパネルを使用します。
- レポートの名前を変更するには、画面左上の [無題のレポート] をクリックして新しい名前を入力します。
既存のデータソースに接続する
たとえば、Looker Studio に付属の Google アナリティクスのサンプル データソースに接続できます。
既存の Google アナリティクス データセットに接続する手順は次のとおりです。
- [データのレポートへの追加] パネルで [マイ データソース] をクリックします。
- [Sample Google Analytics Data] データソースを選択します。
- 画面の右下にある [追加] をクリックし、新しいデータソースをレポートに追加することを確認します。
- レポート エディタが表示され、データソースのフィールドを含む表がキャンバスに配置されます。
- 表のデータとスタイルをカスタマイズするには、画面の右側にあるプロパティパネルを使用します。
- レポートの名前を変更するには、画面左上の [無題のレポート] をクリックして新しい名前を入力します。
作成したレポートにコンポーネント(グラフやコントロール)を追加する
レポート キャンバスにコンポーネントを追加する手順は次のとおりです。
- エディタの上部にあるツールバーで、[グラフを追加] をクリックして、リストからグラフを選択します。
- キャンバス上で、グラフを配置する場所をクリックします。
- 必要に応じて、グラフの移動やサイズ変更を行います。
- プロパティ パネルのフィールドをクリックするか、グラフパネルの右側にあるデータパネルからグラフに直接ドラッグ&ドロップして、ディメンションおよび指標を追加または変更します。
- データパネルからキャンバスにフィールドをドラッグして、新しいグラフを作成することもできます。
レポートを表示する
レポートが他の閲覧者にどのように表示されるかを確認します。
表示モードでは、データを表示し、レポートに配置したインタラクティブなコントロールを使用することができますが、レポートの構造を変更することはできません。レポートを編集できる場合は、表示モードと編集モードを切り替えることができます。
編集モードから表示モードに切り替えるには、[表示] をクリックします。
表示モードから編集モードに戻るには、[編集] をクリックします。
レポートを共有する
他の閲覧者とレポートを共有したり、他の編集者と共同作業したりすることができます。
レポートをユーザーと共有する手順は次のとおりです。
- 右上の [共有]
をクリックします。
- レポートを共有するユーザーまたはグループを指定します。
- 詳細オプションを使って、作成したレポートに対する各アドレスのアクセス権を設定します。
データソースを共有する
他のユーザーが、あなたのデータソースを利用して独自のレポートを作成できるよう、データソースを共有することができます。
データソースを共有するには、レポートからではなく、[データソース] ページから直接アクセスする必要があります。データソースを表示または編集するには、Google アカウントにログインする必要があります。
データソースを共有する手順は次のとおりです。
- レポートの左上にある Looker Studio のロゴ
をクリックして、Looker Studio のホームページに戻ります。
- 左側の [データソース] をクリックします。
- 共有するデータソースを見つけます。
- 右側のその他アイコン
をクリックします。
- [共有]
をクリックします。
- データソースを共有するユーザーまたはグループを指定します。
- 詳細オプションを使って、作成したレポートに対する各アドレスのアクセス権を設定します。
主なコンセプト
以下に、このページと Looker Studio のドキュメント全体で使用されている用語とコンセプトをまとめて紹介します。
コンセプト | 機能 |
---|---|
レポート | データから得られた情報やインサイトを閲覧者に示すことを目的としたコンポーネント の集まりが含まれる、Looker Studio のアセット。 詳しくは、 レポートについて の記事をご覧ください。 |
コンポーネント | グラフ、表、インタラクティブな期間設定やフィルタ オプションなど、データを表示するためにレポートに追加するウィジェット。データ コンポーネントはデータソース から情報を取得します。 レポートには、テキスト、図形、画像、 埋め込みコンテンツ といったコンポーネントを使って注釈を追加することもできます。 |
コネクタ / データソース |
Looker Studio でデータに接続する際は、以下のコンポーネントが関係します。
詳しくは、 データに接続する をご覧ください。 |
フィールド | データの列。 Looker Studio では、次の 2 種類のフィールドが使用されます。
詳しくは、 レポートのフィールド についての記事をご覧ください。 |
認証情報 | データを確認できるユーザーを、データソースが決定するためのメカニズム。 詳しくは、 データソースの認証情報 をご覧ください。 |
表示モード / 編集モード |
|
共有とアクセス権限 | レポートやデータソースを共有する際に、他のユーザーがアセットにどのようにアクセスできるかを指定します。次のオプションがあります。
詳しい共有設定を使用すると、ユーザーにデータのダウンロードやレポートの印刷など、アセットへのアクセス権に関する他の項目の変更を許可することができます。 リンク共有オプションを使用すると、インターネット上でアセットを共有する範囲をさらに広げることができます。 詳しくは、 共有についての記事 をご覧ください。 |