ライセンスの変更と制限事項

ライセンス所有者は、特定のライセンスの有効なライセンス変更を変更できます。このガイドでは、特定のライセンスの現在有効なライセンス変更を確認する方法について要点を説明します。また、そのライセンスの変更に適用される制限についても概説しています。

始める前に

• まだ設定していない場合は、認証を設定します。認証とは、 Google Cloud サービスと API にアクセスするために ID を確認するプロセスです。ローカル開発環境からコードまたはサンプルを実行するには、次のいずれかのオプションを選択して Compute Engine に対する認証を行います。
  

  Select the tab for how you plan to use the samples on this page:

  Console

  When you use the Google Cloud console to access Google Cloud services and APIs, you don't need to set up authentication.

  gcloud

  1. After installing the Google Cloud CLI, initialize it by running the following command:

     gcloud init

     If you're using an external identity provider (IdP), you must first sign in to the gcloud CLI with your federated identity.

  2. Set a default region and zone.

ライセンス情報を確認する

Cloud Shell で次のコマンドを実行します。LICENSE_URL は、調査するライセンスに置き換えます。一般的な Linux ライセンス URL のリストについては、有効なライセンスの表をご覧ください。

curl -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" -H "Content-Type: application/json" LICENSE_URL

たとえば、RHEL 7 PAYG ライセンスを調べるには、次のコマンドを使用します。

curl -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" -H "Content-Type: application/json" https://www.googleapis.com/compute/v1/projects/rhel-cloud/global/licenses/rhel-7-server

出力は次のようになります。

{
  "kind": "compute#license",
  "name": "rhel-7-server",
  "chargesUseFee": true,
  "id": "6080198135500386054",
  "licenseCode": "1000006",
  "creationTimestamp": "2013-08-19T17:17:57.000-07:00",
  "description": "RedHat Enterprise Linux 7",
  "transferable": true,
  "selfLink": "https://www.googleapis.com/compute/v1/projects/rhel-cloud/global/licenses/rhel-7-server",
  "selfLinkWithId": "https://www.googleapis.com/compute/v1/projects/rhel-cloud/global/licenses/6080198135500386054",
  "appendableToDisk": true,
  "removableFromDisk": false,
  "allowedReplacementLicenses": [
    "1492188837615955530",
    "8475125252192923229",
    "601259152637613565",
    "489291035512960571",
    "1270685562947480748"
  ],
  "osLicense": false,
  "soleTenantOnly": false,
  "multiTenantOnly": false,
  "minimumRetention": {
    "seconds": "0",
    "nanos": 0
  },
  "updateTimestamp": ""
}

レスポンスには、次の主要なフィールドの概要が示されます。

• removableFromDisk: true の場合、ライセンスをディスクから削除できます。false の場合、有効なライセンスに置き換えない限り、ライセンスを削除できません。
• allowedReplacementLicenses: 有効な置き換えとして使用できるライセンスのライセンス コードのリスト。どのライセンス コードがどのライセンスに対応しているかを確認するには、有効なライセンスをご覧ください。
• minimumRetention: ライセンスが VM に存在する必要がある最小時間。この時間が経過するまで別のライセンス変更を適用できません。

例: RHEL 7 PAYG を RHEL 8 PAYG に置き換える

RHEL 7 PAYG ライセンスを RHEL 8 PAYG ライセンスに置き換えるには、次の情報を参照して、RHEL 8 PAYG のライセンス コードとライセンス URL を確認します。

RHEL 8 PAYG のライセンス コード（601259152637613565）が RHEL 7 PAYG の allowedReplacementLicenses にリストされているため、有効なライセンスの置き換えが可能であることを示しています。

ライセンスの置き換えを行うには、次のコマンドを使用します。

  gcloud compute disks update DISK_NAME
      --replace-license=projects/rhel-cloud/global/licenses/rhel-7-server,projects/rhel-cloud/global/licenses/rhel-8-server
      --zone=DISK_ZONE

有効なライセンス

RHEL、Ubuntu、Ubuntu Pro の有効なライセンスを次の表に示します。