Looker の継続的インテグレーション(CI)機能を使用すると、LookML プロジェクトでテストを実行して、より信頼性が高く、効率的で、ユーザー フレンドリーなデータ エクスペリエンスを提供できます。CI バリデータを使用すると、SQL、データテスト、コンテンツ、LookML の問題を本番環境に移行する前に検出し、LookML を検証してユーザーのクエリエラーを防ぐことができます。また、LookML リポジトリに pull リクエストが送信されたときに自動的に実行されるように CI バリデータも構成できます。
CI は、Looker インスタンスに対してさまざまなチェックを実行する次のバリデータで構成されています。
- SQL バリデータ - Explore のディメンションがデータベースに対して正しく実行されることを確認します。
- Assert Validator - Looker デベロッパーによって作成された LookML データテストを実行し、すべての失敗とエラーを返します。
- Content Validator - Looker のコンテンツ検証を実行して、LookML プロジェクト内の Look とダッシュボードのエラーをテストします。
- LookML バリデータ - LookML バリデータを実行して、プロジェクト内の LookML エラーをテストします。
LookML インスタンスでこれらのバリデータを使用するには、CI スイートを作成します。これにより、LookML プロジェクトに関連付けられた一連のバリデータとそのオプションを定義できます。CI スイートについては、次のページをご覧ください。
要件
継続的インテグレーションを使用するには、次のものが必要です。
継続的インテグレーションが有効になっている Looker ホスト型インスタンス。
次の権限のいずれか(どちらも管理者の権限セットに含まれています)を持つ Looker ユーザー アカウント。
継続的インテグレーションの有効化
継続的インテグレーションを有効にするには、Looker 管理者が次のタスクを行う必要があります。
- Looker の [管理] パネルの [継続的インテグレーション] ページで、継続的インテグレーションのインスタンスを有効にします。
- 継続的インテグレーション ユーザーを作成します。
- GitHub 組織に CI GitHub アプリをインストールします。(これはすべての実装で強く推奨され、プルリクエストを使用して CI 検証実行をトリガーする場合は必須です)。