管理者設定 - 継続的インテグレーション

[管理] メニューの [プラットフォーム] セクションにある [継続的インテグレーション] ページでは、Looker の継続的インテグレーション(CI)機能の設定を構成できます。

継続的インテグレーションを有効にする

Looker の継続的インテグレーション(CI)機能を使用すると、LookML プロジェクトでテストを実行して、より信頼性が高く、効率的で、ユーザー フレンドリーなデータ エクスペリエンスを提供できます。CI バリデータを使用すると、SQL、データテスト、コンテンツ、LookML の問題を本番環境に移行する前に検出し、LookML を検証してユーザーのクエリエラーを防ぐことができます。また、LookML リポジトリに pull リクエストが送信されたときに自動的に実行されるように CI バリデータも構成できます。

Looker 管理者は、[継続的インテグレーションを有効にする] 切り替えボタンを使用して、インスタンスで継続的インテグレーションを有効にできます。

継続的インテグレーション ユーザー

継続的インテグレーション(CI)ユーザーは、継続的インテグレーション専用に設定された Looker ユーザー アカウントです。CI の実行の認証に使用されます。Looker は最大 3 人の CI ユーザーをサポートしています。

継続的インテグレーション ユーザーを追加する手順は次のとおりです。

  1. develop 権限を持つLooker ユーザー アカウントを作成します。このアカウントは、継続的インテグレーションにのみ使用してください。
  2. アカウントのAPI キーを生成し、API のクライアント IDクライアント シークレットをコピーします。
  3. Looker の [継続的インテグレーション] 管理ページで、次のユーザーを追加します。
    • [ユーザーを追加] ボタンをクリックします。
    • 生成した API キーのクライアント IDクライアント シークレットの値を貼り付けます。
    • [Test connection] ボタンをクリックします。
    • テストが成功したら、[ユーザーを追加] ボタンをクリックして、継続的インテグレーション ユーザーを追加します。

継続的インテグレーション用に設定した Looker ユーザーが継続的インテグレーションに関連付けられ、ユーザー アカウントのクライアント ID が [継続的インテグレーション ユーザー] セクションに表示されます。

統合

GitHub を LookML プロジェクトのリモート リポジトリとして使用している場合は、LookML デベロッパーが LookML リポジトリに pull リクエストを送信したときに CI スイートを自動的に実行するように継続的インテグレーションを構成できます。リポジトリで CI スイートを自動的に実行するには、継続的インテグレーションに次の権限が必要です。

  • リポジトリのメタデータとプルリクエストに対する読み取りアクセス権
  • リポジトリの commit ステータス、リポジトリ フック、ワークフローに対する読み取り / 書き込みアクセス権

これらの権限は、Looker IDE で LookML プロジェクトの Git 接続を設定するときに設定されません。CI 実行に pull リクエスト トリガーを使用する場合は、LookML プロジェクトに Git 接続を設定する必要があります(Git 接続の設定とテストのページを参照)。また、このセクションで説明するように CI GitHub アプリを構成する必要があります。

CI GitHub アプリを構成する手順は次のとおりです。

  1. Looker の [継続的インテグレーション] 管理ページで、[GitHub アプリを構成] ボタンをクリックします。ブラウザ ウィンドウが開き、GitHub アプリのウェブページが表示されます。
  2. LookML が保存されている GitHub アカウントを選択します。
  3. [Repository access] セクションで、[All repositories] を選択して、リソース所有者が所有するすべての Git リポジトリの CI 統合を許可するか、[Only select repositories] を選択して、継続的インテグレーションを使用するリポジトリを選択します。
  4. [保存] をクリックします。

接続が成功すると、Looker の [継続的インテグレーション] 管理ページの [GitHub] セクションに緑色の [接続済み] ボックスが表示されます。