継続的インテグレーション LookML バリデータ

すべてのデベロッパーが Looker IDE で作業している LookML プロジェクトの場合、プロジェクトを本番環境にデプロイするプロセスに LookML 検証が組み込まれています。ただし、一部またはすべてのデベロッパーが Looker IDE の外部で作業し、VSCode や Vim などの外部 IDE を使用して LookML を記述している LookML プロジェクトでは、LookML 構文を検証せずにプロジェクトを本番環境にデプロイできます。この場合は、継続的インテグレーション(CI)LookML バリデータを実行して、} の欠落や無効な ${} 参照など、LookML の構文の問題を検出できます。

CI スイートの作成または編集時に構成できるオプションの詳細については、このページのLookML バリデータのオプションをご覧ください。LookML Validator の実行については、継続的インテグレーション スイートの実行のドキュメント ページをご覧ください。

実行結果ページで、LookML バリデータはプロジェクト内の LookML エラーと、LookML へのリンクを表示します。

LookML バリデータの検出結果を示す継続的インテグレーションの結果ページ

LookML Validator のオプション

以降のセクションでは、LookML バリデータの実行オプションについて説明します。

重大度のしきい値を設定する

重大度レベルの設定では、CI 実行の [CI 実行] ページと [CI 実行結果] ページに [失敗] の CI ステータスが表示される、LookML メッセージの最小重大度レベルを指定します。

Looker IDE では、LookML 検証によって、重大度が情報、警告エラーの 3 つのレベルの構文メッセージが返されます。

デフォルトでは、LookML Validator は、LookML プロジェクトで LookML の警告またはエラーが検出された場合のみ、CI ステータスを [Failed] にします。CI LookML バリデータが [Failed] 結果を返す最小レベルのメッセージ重大度を選択できます。

  • エラー: LookML 検証でエラー メッセージが返された場合、CI LookML バリデータは [失敗] の結果を返します。
  • 警告: LookML 検証で警告またはエラー メッセージが返された場合、CI LookML バリデータは「失敗」の結果を返します。
  • 情報: LookML 検証で情報、警告、エラー メッセージが返された場合、CI LookML バリデータは「失敗」の結果を返します。

この重大度のしきい値は、CI 実行ステータスの値にのみ影響します。重大度レベルの設定に関係なく、LookML Validator の結果にはすべての構文の問題が表示され、CI 実行結果ページにはすべての LookML 構文メッセージが表示されます。

タイムアウト

CI LookML バリデータがタイムアウトするまでの実行秒数を指定できます(デフォルトは 600 秒)。CI LookML バリデータの実行時間がタイムアウト時間を超えると、検証はジョブを放棄し、実行ステータス「エラー」を返します。