Looker 継続的インテグレーション(CI)では、スイートの新しい実行または以前の CI 実行の再実行を手動でトリガーすると、Looker IDE に手動実行の実行結果ページが自動的に表示されます。それ以外の場合、実行がどのようにトリガーされたかにかかわらず、see_ci
権限を持つ Looker ユーザーは、Looker IDE の [実行] ページから実行結果にアクセスできます。
[実行] ページには、LookML プロジェクトの CI 実行と次の情報が表示されます。
- ステータス: 実行のステータス:
- Queued: 実行は、別の CI 実行が完了するのを待ってから開始されます。
- 実行中: CI スイートで定義されたバリデータが実行されています。
- 合格: CI スイート内のすべてのバリデータが正常に完了し、エラーを返したバリデータはありませんでした。
- Failed: CI スイート内のすべての検証ツールが正常に完了し、少なくとも 1 つの検証ツールがエラーを返しました。
- エラー: CI スイートの 1 つ以上の検証ツールが実行に失敗しました。
- Cancelled: CI 実行がキャンセルされました。
- スイート: CI スイートの名前。
- トリガー: スイートがトリガーされた方法(手動、プルリクエスト、API)。
- Git の状態: 実行で検証されたブランチまたはコミットに関する情報。
- 手動実行の場合、値は「Production」または開発ブランチの名前です。
- pull リクエストによってトリガーされた実行の場合、値は pull リクエストの commit SHA へのハイパーリンクです。コミット SHA のハイパーリンクをクリックして、別のブラウザタブで pull リクエストを開きます。
- トリガーされた時刻: CI 実行が開始された時刻。
CI 実行結果
[実行] ページで、CI 実行の [実行を表示] ボタンをクリックして、検証結果を表示します。
CI スイートの実行結果ページには、次の情報が表示されます。
- 実行で検証された LookML プロジェクトと Git の詳細(pull リクエストによってトリガーされた実行の場合は commit)。
- CI 実行に関する情報:
- 実行がトリガーされた方法とタイミング。
- 実行を開始した Looker ユーザー(手動実行の場合)、またはブランチとコミット(pull リクエストによってトリガーされた実行の場合)。
- CI 実行が完了するまでにかかった時間。
- 実行がキューで待機していた時間。
- エラーを返すバリデータの場合、結果ページには各エラーがエラー メッセージとともに表示され、LookML、Explore、コンテンツへのリンクも表示されるため、各エラーをテストして修正できます。
- エラーが見つからなかった検証ツールについては、結果ページに成功メッセージが表示されます。
増分検証の結果を表示する
増分検証用に構成された CI バリデータ実行(SQL バリデータまたはコンテンツ バリデータ)の場合、バリデータは開発ブランチまたは pull リクエストの commit にのみ存在するエラーを返します。増分検証用に有効になっているバリデータは、エラーが本番環境バージョンにすでに存在する場合、エラーを返しません。
次に、SQL バリデータの増分検証の結果ページの例を示します。
- 結果ページには、開発ブランチまたは commit にのみ存在するエラーが表示されます。
- Explore の開発ブランチまたは commit に変更がない場合、検証ツールは検証時にその Explore をスキップします。これらの探索は、検証ツールの結果で「スキップ」とマークされます。
- 段階的に実行された検証ツールは、検証結果で「増分」とマークされます。