ストレージの概要

このページでは、Google Distributed Cloud(GDC)のエアギャップ環境で使用可能なストレージ オプションの概要について説明します。ブロック ストレージとオブジェクト ストレージの両方について、その特性とユースケースを含めて説明します。これらの個別のストレージ ソリューションを理解することで、GDC エアギャップ デプロイの重要なアプリケーションとサービスのデータ ストレージを効果的に計画して管理できます。

このページは、インフラストラクチャ オペレーター グループの IT 管理者や、GDC のエアギャップ環境で組織のプロジェクトのストレージ ソリューションの選択と管理を担当するアプリケーション オペレーター グループのデベロッパーなど、さまざまなユーザーを対象としています。対象読者の詳細については、GDC エアギャップ ドキュメントの対象読者をご覧ください。

ブロック ストレージ

GDC は、安全性、信頼性、耐久性に優れた低レイテンシのネットワーク ベースのブロック ストレージを提供します。このストレージには、仮想マシン(VM)やコンテナが物理ディスクのようにアクセスできます。ブロック ストレージは GDC VM およびコンテナとは独立して存在し、VM とコンテナが削除された後も保持できます。ブロック ストレージのパフォーマンスはサイズに合わせて自動的にスケーリングされ、ワークロードのパフォーマンスと容量の要件に合わせてサイズを変更できます。GDC ブロック ストレージには、次の料金とパフォーマンスの SKU が用意されています。

  • バランス ブロック ストレージ: 一般的な用途向けにパフォーマンスとコストのバランスが取れたソリッド ステート ドライブ(SSD)ブロック ストレージ。

オブジェクト ストレージ

オブジェクト ストレージ(オブジェクト ベース ストレージとも呼ばれます)は、大量の非構造化データを処理するように設計されたコンピュータ データ ストレージ アーキテクチャです。他のアーキテクチャとは異なり、データを個別の単位として指定し、各データ単位の検索とアクセスに使用できるメタデータと固有識別子をバンドルします。GDC オブジェクト ストレージは、ウェブサイト、ストリーミング動画、モバイルアプリなどのユースケースに適しています。データは少なくとも 30 日間保存する必要があります。