保存したクエリの作成と管理

このページでは、保存済みクエリを作成して管理する方法について説明します。Spanner Studio で SQL スクリプトを記述すると、それらの SQL スクリプトを保存して管理できます。詳細については、保存済みクエリの概要をご覧ください。

保存済みクエリ機能は、 Google Cloud コンソールでのみ使用できます。

必要なロール

保存済みクエリの使用に必要な権限を取得するには、プロジェクトに対する次の IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。

  • 保存済みクエリを作成、削除するには: Studio クエリユーザーroles/databasesConsole.studioQueryUser
  • プロジェクト内のすべての保存済みクエリを管理するには(保存済みクエリページへのアクセスを含む): Studio クエリ管理者roles/databasesConsole.studioQueryAdmin

ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織に対するアクセス権の管理をご覧ください。

これらの事前定義ロールには、保存済みクエリの使用に必要な権限が含まれています。必要とされる正確な権限については、「必要な権限」セクションを開いてご確認ください。

必要な権限

保存済みクエリを使用するには、次の権限が必要です。

  • 保存済みクエリを作成、削除するには:
    • databasesConsole.studioQuery.create
    • databasesConsole.studioQuery.update
    • databasesConsole.studioQuery.delete
    • databasesConsole.studioQuery.search
  • プロジェクト内のすべての保存済みクエリを管理するには:
    • databasesConsole.studioQuery.create
    • databasesConsole.studioQuery.update
    • databasesConsole.studioQuery.delete
    • databasesConsole.studioQuery.search
    • databasesConsole.studioQuery.list
    • databasesConsole.studioQuery.get

カスタムロールや他の事前定義ロールを使用して、これらの権限を取得することもできます。

Studio クエリユーザー(roles/databasesConsole.studioQueryUser)ロールには、保存済みクエリの作成、表示、書き込みのアクセス権が付与されます。ほとんどのユーザーにとって十分です。

Studio クエリ管理者(roles/databasesConsole.studioQueryAdmin)ロールは、管理者にのみ付与する必要があります。Spanner Identity and Access Management(IAM)の詳細については、IAM の概要をご覧ください。

権限

保存済みクエリを作成するには、プロジェクト レベルで次の IAM 権限が必要です。

  • databasesConsole.locations.get
  • databasesConsole.locations.list
  • databasesConsole.studioQueries.create

保存済みクエリを表示するには、プロジェクト レベルで次の権限が必要です。

  • databasesConsole.studioQueries.search

保存済みクエリを変更および削除するには、プロジェクト レベルで次の権限が必要です。

  • databasesConsole.studioQueries.update

クエリを実行する権限はデータベースから継承されます。クエリを表示する権限はあっても、実行する権限がない場合があります。

保存済みクエリを作成する

保存済みクエリを作成する手順は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールの [Spanner インスタンス] ページに移動します。

    インスタンス

  2. 保存済みクエリを作成するインスタンスを選択します。

  3. 保存済みクエリを作成するデータベースを選択します。

  4. ナビゲーション メニューで [Spanner Studio] をクリックします。

    1. [Spanner Studio] ページで、[ 新しいタブ] をクリックするか、空のエディタタブを使用します。
  5. クエリエディタで、有効な SQL クエリを入力します。

  6. [保存] をクリックします。

  7. [クエリを保存] ダイアログで、保存済みクエリの名前を入力します。

  8. [保存] をクリックします。

保存済みクエリを開いて実行する

既存の保存済みクエリを新しいクエリとして開く手順は、次のとおりです。

  1. [Spanner Studio] ページで、[ 新しいタブ] をクリックするか、空のエディタタブを使用します。
  2. [エクスプローラ] ペインで、[クエリ] セクションに移動します。保存済みクエリをクリックして、新しいエディタタブで開きます。または、保存済みクエリの横にある [アクションを表示] をクリックします。次に、[クエリを開く] をクリックして、新しいエディタタブで開きます。
  3. [実行] をクリックします。

保存済みクエリを更新する

既存の保存済みクエリを更新する手順は次のとおりです。

  1. [Spanner Studio] ページで、[ 新しいタブ] をクリックするか、空のエディタタブを使用します。
  2. [エクスプローラ] ペインで、[クエリ] セクションに移動します。保存済みクエリをクリックして、新しいエディタタブで開きます。または、保存済みクエリの横にある [アクションを表示] をクリックします。次に、[クエリを開く] をクリックして、新しいエディタタブで開きます。
  3. クエリを変更します。
  4. 変更済みクエリを保存するには、[保存] をクリックします。

すべての保存済みクエリのリストを表示、管理する

プロジェクトに保存されているすべてのクエリのリストを表示するには、次の操作を行います。

  1. Google Cloud コンソールの [Spanner インスタンス] ページに移動します。

    インスタンス

  2. 任意のインスタンスを選択します。(保存済みクエリはプロジェクトの子であるため、必要なロールが付与されていれば、任意のインスタンスまたはデータベースからプロジェクト内のすべての保存済みクエリを表示できます)。

  3. 任意のデータベースを選択します。

  4. [Spanner Studio] ページで、[ 新しいタブ] をクリックするか、空のエディタタブを使用します。

  5. [エクスプローラ] ペインで、[クエリ] セクションに移動します。保存済みクエリの横にある [アクションを表示] をクリックします。[クエリを管理する] をクリックします。

    [保存済みクエリ] ページが開きます。このプロジェクトのすべての保存済みクエリ(他の Google Cloud プロダクトの保存済みクエリを含む)が一覧表示されます。

クエリの検索、フィルタ、表示、削除は、[保存済みクエリ] ページで行えます。[保存済みクエリ] ページで既存のクエリを編集することはできません。

[保存済みクエリ] ページで保存済みクエリを削除する手順は次のとおりです。

  1. 削除する保存済みクエリの横にある アクションを表示)をクリックします。
  2. [クエリを削除] をクリックして、保存済みクエリを削除します。
  3. [クエリを削除] ダイアログで、[削除] をクリックします。

保存済みクエリを削除する

  1. [Spanner Studio] ページで、[ 新しいタブ] をクリックするか、空のエディタタブを使用します。
  2. [エクスプローラ] ペインで、[クエリ] フォルダを開きます。削除する保存済みクエリの横にある アクションを表示)をクリックします。[クエリを削除] をクリックして、保存済みクエリを削除します。
  3. [クエリを削除] ダイアログで、[削除] をクリックします。

次のステップ