.NET で Cloud Run functions の HTTP 関数を作成してデプロイする

このガイドでは、.NET ランタイム言語の C# を使用して Cloud Run functions を記述するプロセスを説明します。Cloud Run functions には次の 2 つのタイプがあります。

  • HTTP 関数。標準的な HTTP リクエストから呼び出します。
  • イベント ドリブン関数。Pub/Sub トピック上のメッセージや Cloud Storage バケット内の変更など、Cloud インフラストラクチャのイベントによってトリガーされます。

詳しくは、HTTP 関数の作成イベント ドリブン関数の作成をご覧ください。

始める前に

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  2. In the Google Cloud console, on the project selector page, select or create a Google Cloud project.

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  3. Make sure that billing is enabled for your Google Cloud project.

  4. Enable the Cloud Functions, Cloud Build, Artifact Registry, Cloud Run, and Cloud Logging APIs.

    Enable the APIs

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  7. Enable the Cloud Functions, Cloud Build, Artifact Registry, Cloud Run, and Cloud Logging APIs.

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  8. Google Cloud SDK をインストールして初期化します。
  9. 次のコマンドを使用して、gcloud コンポーネントを更新してインストールします。
    gcloud components update
  10. 開発環境を準備します。

    .NET 設定ガイドに移動

関数を作成する

このセクションでは、.NET 関数を手動で作成する方法について説明します。Functions Framework テンプレートを使用して関数を作成することもできます。

関数を作成するには:

  1. 関数コードで使用するため、ローカル システムにディレクトリを作成します。

    Windows

    mkdir %HOMEPATH%\helloworld
    cd %HOMEPATH%\helloworld
    

    Linux / Mac OS X

    mkdir ~/helloworld
    cd ~/helloworld
    
  2. helloworld ディレクトリに、次の内容のファイルを Function.cs という名前で作成します。

    using Google.Cloud.Functions.Framework;
    using Microsoft.AspNetCore.Http;
    using System.Threading.Tasks;
    
    namespace HelloWorld;
    
    public class Function : IHttpFunction
    {
        public async Task HandleAsync(HttpContext context)
        {
            await context.Response.WriteAsync("Hello World!", context.RequestAborted);
        }
    }

依存関係を指定する

Cloud Run functions の関数には、Functions Framework と呼ばれるライブラリのセットが必要です。Functions Framework をビルドで使用できるようにするには、次の操作を実行します。

  1. 作成した helloworld ディレクトリに移動します。

     cd ~/helloworld
    
  2. helloworld ディレクトリに、次の内容のファイルを HelloWorld.csproj という名前で作成します。

    <Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">
      <PropertyGroup>
        <OutputType>Exe</OutputType>
        <TargetFramework>net6.0</TargetFramework>
      </PropertyGroup>
    
      <ItemGroup>
        <PackageReference Include="Google.Cloud.Functions.Hosting" Version="2.2.1" />
      </ItemGroup>
    </Project>

プロジェクト ファイルを使用、または依存関係の挿入を使用してコード内で他のライブラリをビルドで使用できるようにする場合は、Functions スタートアップ クラスを使用したカスタマイズをご覧ください。

ローカルで関数をビルドしてテストする

  1. 次のコマンドを使用して、関数をローカルでビルドして実行します。

    dotnet run
    
  2. ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスするか、別のウィンドウから curl localhost:8080 を実行して、関数をテストします。Cloud Shell を使用している場合は、[ウェブでプレビュー] ボタン アイコンをクリックして [ポート 8080 でプレビュー] を選択し、関数の出力を表示します。

    詳細については、ローカル関数にリクエストを送信するをご覧ください。

関数をデプロイする

関数をデプロイするには、helloworld ディレクトリで次のコマンドを実行します。

  gcloud functions deploy csharp-http-function \
    --gen2 \
    --entry-point=HelloWorld.Function \
    --runtime=dotnet8 \
    --region=REGION \
    --source=. \
    --trigger-http \
    --allow-unauthenticated

REGION は、関数をデプロイする Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1 など)。

csharp-http-function は関数が Google Cloud コンソールで識別される登録名で、--entry-point は関数の完全修飾クラス名(FQN)を指定します。

オプションの --allow-unauthenticated フラグを使用すると、認証なしで関数にアクセスできます。

デプロイした関数をテストする

  1. 関数がデプロイされたら、gcloud functions deploy コマンドの出力で uri プロパティをメモするか、次のコマンドを使用して取得します。

    gcloud functions describe csharp-http-function \
      --region=REGION
    

    REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1 など)。

  2. ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスするか、別のウィンドウから curl localhost:8080 を実行して、関数をテストします。

    詳細については、ローカル関数にリクエストを送信するをご覧ください。

関数のログを表示する

コマンドライン ツールを使用してログを表示する

関数のログは、Cloud Logging UI または Google Cloud CLI で確認できます。

gcloud CLI を使用して関数のログを表示するには、logs read コマンドを使用します。

  gcloud functions logs read \
    --gen2 \
    --limit=10 \
    --region=REGION \
    csharp-http-function

REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1 など)。

出力は次のようになります。

LEVEL: I
NAME: my-first-function
TIME_UTC: 2023-06-01 12:47:42.221
LOG: Request finished HTTP/1.1 GET http://my-first-function-l5vqvupfzq-uw.a.run.app/favicon.ico - - - 404 0 - 0.9393ms

LEVEL: I
NAME: my-first-function
TIME_UTC: 2023-06-01 12:47:42.220
LOG: Request starting HTTP/1.1 GET http://my-first-function-l5vqvupfzq-uw.a.run.app/favicon.ico - -

ロギング ダッシュボードでログを表示する

ロギング ダッシュボードで関数のログを表示するには、Cloud Run functions の概要ページを開き、リストから関数の名前をクリックして、[ログ] タブをクリックします。

テンプレート パッケージを使用して関数を作成する

これまで手順は、簡単な関数を作成するため便利なものでした。実践では、Functions Framework テンプレートを使用して関数を作成するほうが便利でしょう。

Functions Framework テンプレートを使用して関数を作成、ビルド、テストするには:

  1. .NET SDK をインストールします。Cloud Shell を使用している場合は、この手順をスキップできます。

  2. テンプレート パッケージをインストールします。

    dotnet new install Google.Cloud.Functions.Templates
    
  3. プロジェクト用のディレクトリと、空の HTTP 関数を作成します。

    mkdir HelloFunctions
    cd HelloFunctions
    dotnet new gcf-http
    

    これにより、HelloFunctions.csprojFunction.cs が現在のディレクトリに作成されます。Function.cs を開いてコードを確認し、必要に応じてカスタム メッセージを入力します。

  4. 必要に応じて、上記の手順に沿って関数をローカルでビルドしてテストします。

  5. 次の gcloud deploy コマンドを実行して、関数をデプロイします。

    gcloud functions deploy HelloFunctions.Function \
      --gen2 \
      --entry-point=HelloWorld.Function \
      --runtime=dotnet8 \
      --region=REGION \
      --source=. \
      --trigger-http \
      --allow-unauthenticated
    

    REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1 など)。

Functions Framework の詳細については、Functions Framework のドキュメントをご覧ください。