PromQL ベースのアラート ポリシーを作成する(コンソール)

このページでは、Google Cloud コンソールを使用して PromQL ベースのアラート ポリシーを作成する方法について説明します。

始める前に

  1. Google Cloud コンソールで PromQL ベースのアラート ポリシーを作成するために必要な権限を取得するには、プロジェクトに対する Monitoring 編集者 roles/monitoring.editor)の IAM ロールの付与を管理者に依頼してください。ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織へのアクセスを管理するをご覧ください。

    必要な権限は、カスタムロールや他の事前定義ロールから取得することもできます。

    Cloud Monitoring のロールの詳細については、Identity and Access Management を使用してアクセスを制御するをご覧ください。

  2. Cloud Monitoring のアラート ポリシーと PromQL の一般的なコンセプトを理解しておいてください。詳しくは次の記事をご覧ください。

  3. アラートの受信に使用する通知チャンネルを構成します。冗長性を確保するために、複数種類の通知チャンネルを作成することをおすすめします。詳細については、通知チャンネルを作成して管理するをご覧ください。

  4. アラート ポリシーの PromQL クエリでカスタム指標を使用している場合は、対象の指標がすでに存在している必要があります。

PromQL アラート ポリシーを作成する

Google Cloud コンソールから PromQL ベースのアラート ポリシーを作成するには、次の操作を行います。

  1. Google Cloud コンソールで、 [アラート] ページに移動します。

    [アラート] に移動

    検索バーを使用してこのページを検索する場合は、小見出しが [Monitoring] である結果を選択します。

  2. [アラート] ページで、[ポリシーを作成] をクリックします。

  3. [ポリシー構成モード] で、[コードエディタ(MQL または PromQL)] を選択します。

  4. [言語] 切り替えで [PromQL] が選択されていることを確認します。言語切り替えボタンは、クエリの書式設定を行うのと同じツールバーにあります。

  5. モニタリングするデータを選択する PromQL クエリを入力します。[自動実行] が有効になっていない場合は、[クエリを実行] をクリックします。

    たとえば、次のクエリは 60 秒間隔で取り込まれる課金のロギングデータのレートを要約し、集計されたレートが 300 バイトを超えているかどうかを判断します。

    sum(rate(logging_googleapis_com:billing_bytes_ingested{monitored_resource="global"}[60s]))>300
    

    クエリを実行すると、グラフが表示されます。1 つのプロジェクトでこのクエリを実行すると、次の結果が生成されます。

    アラートを指定した後の PromQL アラート条件のグラフ。

  6. [次へ] をクリックして、次の操作を行います。

    1. [再テスト期間] を選択します。このフィールドは、アラート ポリシーがトリガーされるまでに条件が満たされる必要がある期間を定義します。

      デフォルト値は 0 秒です。この設定では、1 回の測定で通知を行えます。詳細情報と例については、アライメント期間と期間の設定をご覧ください。

    2. アラートで PromQL クエリを評価する頻度を選択するには、評価間隔の値を選択します。

    3. 条件の名前を入力し、[次へ] をクリックします。

  7. [次へ] をクリックして、次の操作を行います。

    1. 通知チャンネルを追加します。

    2. インシデントの重大度レベルを選択します。

    3. 省略可: アラート ポリシーのラベルドキュメントを追加します。

    4. アラート ポリシー名を入力します。

  8. [ポリシーを作成] をクリックします。

詳しい手順については、アラート ポリシーの管理をご覧ください。