このページでは、AlloyDB で PostgreSQL 拡張機能を有効または無効にする方法について説明します。
AlloyDB でサポートされている拡張機能の一覧については、サポートされているデータベース拡張機能をご覧ください。
始める前に
- 使用している Google Cloud プロジェクトで AlloyDB へのアクセスが有効になっている必要があります。
- 使用している Google Cloud プロジェクトに、次のいずれかの IAM ロールが必要です。
roles/alloydb.admin
(AlloyDB 管理者の IAM 事前定義ロール)roles/owner
(オーナーの IAM 基本ロール)roles/editor
(編集者の IAM 基本ロール)
これらのロールが付与されていない場合は、アクセス権を付与するよう組織管理者に依頼してください。
拡張機能を有効にする
一般に、拡張機能を有効にするには、AlloyDB クラスタのプライマリ インスタンスのデータベースに接続し、LOAD
または CREATE EXTENSION
コマンドを入力します。
ただし、拡張機能によっては、LOAD
コマンドまたは CREATE EXTENSION
コマンドで拡張機能を有効にする前に、1 つ以上のデータベース フラグを設定する必要があります。これらのフラグは、拡張機能を使用する AlloyDB インスタンス(プライマリ インスタンスまたは読み取りプール インスタンス)に設定します。
手順
必要に応じて、拡張機能を使用するインスタンス(プライマリ インスタンスまたは読み取りプール インスタンス)に、適切なデータベース フラグを設定します。
サポートされている拡張機能のリストには、この手順が必要な拡張機能と、設定が必要なデータベース フラグが示されています。
psql クライアントをインスタンスに接続するの説明に従って、
psql
クライアントをクラスタのプライマリ インスタンスに接続します。psql
コマンド プロンプトで、データベースに接続して拡張機能を作成します。- \c DB_NAME CREATE EXTENSION IF NOT EXISTS EXTENSION_NAME;
- 必要に応じて、前の手順を繰り返して他のデータベースに接続し、各データベースに拡張機能を作成します。
拡張機能を無効にする
拡張機能を無効にするには、有効にする際に実施した手順を逆にします。
psql クライアントをインスタンスに接続するの説明に従って、
psql
クライアントをクラスタのプライマリ インスタンスに接続します。psql
コマンド プロンプトで、拡張機能が有効になっているデータベースに接続し、拡張機能を削除します。\c DB_NAME DROP EXTENSION EXTENSION_NAME;
- 前の手順を繰り返して、拡張機能が有効になっている他のすべてのデータベースに接続し、それぞれのデータベースで拡張機能を削除します。
拡張機能で、データベース フラグを使用したインスタンスにデータベース フラグを設定することが必須だった場合は、インスタンスのデータベース フラグを構成するの手順に沿って、データベース フラグが使用された各インスタンスからフラグを削除します。
サポートされている拡張機能のリストには、データベース フラグの設定が必要な拡張機能と、必要なフラグが示されています。