このページでは、psql
クライアント ツールを AlloyDB インスタンスに接続する方法について説明します。
psql
を AlloyDB インスタンスに接続する手順は次のとおりです。
- プライベート サービス アクセスを使用して AlloyDB インスタンスに接続できる Compute Engine VM を作成します。
- Compute Engine VM に
psql
クライアントをインストールします。 - 接続する AlloyDB インスタンスの IP アドレスを取得します。
psql
クライアントを実行します。
最初の 2 つのタスクはワンタイム オペレーションです。Compute Engine VM を作成して psql
クライアントをインストールしたら、残りのタスクを実行し、VM を使用して psql
を AlloyDB インスタンスに接続できます。
始める前に
- 使用している Google Cloud プロジェクトで AlloyDB へのアクセスが有効になっている必要があります。
- 使用している Google Cloud プロジェクト内の VPC ネットワークが、AlloyDB に対するプライベート サービス アクセス用に構成されている必要があります。
- 使用している Google Cloud プロジェクトに、次のいずれかの IAM ロールが必要です。
roles/alloydb.admin
(AlloyDB 管理者の IAM 事前定義ロール)roles/owner
(オーナーの IAM 基本ロール)roles/editor
(編集者の IAM 基本ロール)
これらのロールが付与されていない場合は、アクセス権を付与するよう組織管理者に依頼してください。
- クライアント ホストにファイアウォールがある場合は、AlloyDB インスタンスの IP アドレスのポート 5432 への下り(外向き)接続を許可する必要があります。
Compute Engine VM を作成する
Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。
- 接続する AlloyDB インスタンスを含むプロジェクトを選択します。
- [インスタンスを作成] をクリックします。
- [マシンの構成] セクションをクリックします。
- インスタンスの名前を入力します。
- インスタンスを作成するリージョンとゾーンを構成します。
- マシンシリーズと対応するマシンタイプを選択します。
- [OS とストレージ] セクションのデフォルト値は変更しません。
- [ネットワーキング] セクションをクリックし、[ネットワーク インターフェース] を、AlloyDB へのプライベート サービス アクセス用に構成された VPC ネットワークに設定します。
[ネットワーク インターフェース] がプライベート サービス アクセス用に構成された VPC ネットワークに設定されていない場合は、オプションを開いて [ネットワーク] を VPC ネットワークに設定します。 - [オブザーバビリティ] セクションのデフォルト値はそのままにします。
- [セキュリティ] セクションをクリックします。
- [ID と API へのアクセス] で [アクセス スコープ] を [すべての Cloud API に完全アクセス権を許可] に設定します。
- [詳細] セクションはデフォルト値のままにします。
- [作成] をクリックします。
VM の作成後、SSH を使用して作成した Compute Engine VM に接続します。
psql クライアント ツールをインストールする
- SSH を使用して、作成した Compute Engine VM に接続します。
コンソール
- Google Cloud コンソールで [VM インスタンス] ページに移動します。
- 仮想マシン インスタンスのリストで、作成したインスタンスの行の SSH をクリックします。
gcloud
gcloud compute ssh
コマンドを使用して、作成したインスタンスに接続します。gcloud compute ssh --project=PROJECT_ID --zone=ZONE VM_NAME
次のように置き換えます。
PROJECT_ID
: インスタンスが含まれているプロジェクトの IDZONE
: インスタンスが存在するゾーンの名前VM_NAME
: インスタンスの名前
- PSQL クライアントをパッケージ マネージャーから次のようにインストールします。
sudo apt-get update sudo apt-get install postgresql-client
AlloyDB インスタンスの IP アドレスを取得する
接続する AlloyDB インスタンスの IP アドレスを取得するには、そのインスタンスの設定を表示します。
psql クライアントを実行する
- SSH を使用して、作成した VM に接続します。
コンソール
- Google Cloud コンソールで [VM インスタンス] ページに移動します。
- 仮想マシン インスタンスのリストで、作成したインスタンスの行の SSH をクリックします。
gcloud
gcloud compute ssh
コマンドを使用して、作成したインスタンスに接続します。gcloud compute ssh --project=PROJECT_ID --zone=ZONE VM_NAME
次のように置き換えます。
PROJECT_ID
: インスタンスが含まれているプロジェクトの IDZONE
: インスタンスが存在するゾーンの名前VM_NAME
: インスタンスの名前
psql
クライアント ツールを実行します。psql -h IP_ADDRESS -U USERNAME
USERNAME ユーザーのパスワードを入力するよう求められます。
初めて接続する場合は、USERNAME にデフォルト値の
postgres
を使用し、PASSWORD にクラスタの作成時に使用したパスワードを使用します。