AlloyDB 無料トライアル クラスタの概要

このページでは、AlloyDB for PostgreSQL の無料トライアル クラスタについて説明します。

AlloyDB の無料トライアル クラスタでは、8 vCPU の基本プライマリ インスタンスを使用して、AlloyDB のほとんどの機能を最大 30 日間テストできます。このインスタンスでは、ストレージが最大 1 TB まで自動的にスケーリングされます。

無料トライアル クラスタの作成後に AlloyDB の機能を試すことができます。たとえば、次のような機能があります。

次の表に、AlloyDB 無料トライアル クラスタに関する情報を示します。

利用資格

Google Cloud の既存のお客様と新規のお客様の両方が対象となります。無料トライアル クラスタは、新しい AlloyDB プロジェクトでのみ使用できます。

Google Cloud の新規のお客様は、Google Cloud 90 日間 $300 分の無料トライアルをご利用いただけます。無料トライアルでは、任意の Google Cloud リソースの支払いに $300 分の Cloud Billing クレジットを無料で提供いたします。 Google Cloud の無料トライアルで提供される $300 分の無料トライアル クレジットに、AlloyDB の無料トライアル クラスタが追加されています。
課金

AlloyDB トライアル クラスタを作成する前に、次のことを理解しておいてください。

無料トライアル クラスタとインスタンス リソースの使用には料金が発生しませんが、リージョン外への接続、パブリック インターネット経由の接続、最終バックアップの取得と保存にかかるデータ転送料金は発生します。詳細については、トライアルの内容と条件をご覧ください。
期間

無料トライアル クラスタでは、次のいずれかの状況になるまで AlloyDB の機能を試すことができます。

  • 無料トライアル クラスタを最初に作成してから 30 日が経過する。
  • 無料トライアル クラスタを削除する。

30 日間のトライアル期間中であれば、いつでも有料クラスタにアップグレードできます。

トライアル期間が終了するまでに無料トライアル クラスタをアップグレードしない場合、インスタンスはリクエストの処理を停止します。クラスタとデータは、追加の 15 日間の猶予期間中は料金なしで維持されます。15 日間の猶予期間が終了すると、クラスタの削除がスケジュールされます。

30 日間のトライアル期間または 15 日間の猶予期間が終了する前に無料トライアル クラスタを明示的に削除すると、クラスタは、その中のデータと一緒に削除されます。バックアップは作成されません。
サービスレベル契約（SLA）

無料トライアル クラスタには SLA は適用されません。これらのクラスタは AlloyDB のテストと試験運用を目的としています。本番環境でアプリケーションを実行する目的に使用することはおすすめしません。
利用可能なリージョン

AlloyDB はすべてのリージョンで利用できます。詳細については、AlloyDB のロケーションをご覧ください。

トライアルの内容と条件

無料トライアル クラスタには、次の内容と条件が適用されます。

  • プロジェクト ライフサイクルごとに 1 つの無料トライアル クラスタが許可されます。
  • 無料トライアル クラスタを利用できる期間は 30 日間です。
  • SLA の保証はありません。
  • AlloyDB のすべての割り当てと上限が適用されます。
  • 1 つの無料トライアル クラスタで、テスト用に最大 1 TB のストレージ容量と 8 個の vCPU によるシングルゾーンのプライマリ インスタンスが提供されます。無料トライアル クラスタを編集して、ストレージ容量上限やコンピューティング容量上限を引き上げることはできません。無料トライアル クラスタのストレージ容量とコンピューティング容量を増やすには、有料インスタンスにアップグレードします。
  • 8 vCPU コンピューティング容量の読み取りプールが最大 1 つ提供されます。
  • 無料トライアル クラスタではバックアップと復元はサポートされません。
  • クロスリージョン レプリケーションの設定はサポートされていません。
  • 高可用性はサポートされていません。
  • 無料トライアル クラスタとインスタンス リソースの使用には料金が発生しませんが、リージョン外への接続、パブリック インターネット経由の接続、最終バックアップの取得と保存にかかるデータ転送料金は発生します。

無料トライアル クラスタのモニタリング

無料トライアル クラスタは、以下を使用してモニタリングできます。

オンライン トランザクション処理（OLTP）ベンチマークとオンライン分析（OLAP）ベンチマークの詳細については、AlloyDB for PostgreSQL トランザクション（OLTP）ベンチマーク ガイドと AlloyDB for PostgreSQL 分析（OLAP）ベンチマーク ガイドをご覧ください。

無料トライアル クラスタをアップグレードする

30 日間の無料トライアル クラスタ期間中または 15 日間の猶予期間中であれば、いつでも無料トライアル クラスタをアップグレードできます。

トライアル期間中、無料トライアル クラスタとインスタンス リソースの使用には料金が発生しませんが、リージョン外への接続、パブリック インターネット経由の接続、最終バックアップの取得と保存にかかるデータ転送料金は発生します。

クラスタを有料クラスタにアップグレードすると、次のメリットがあります。

  • データの消失やダウンタイムなしで有料クラスタに即座に切り替えることができます。
  • 2～128 個の vCPU の範囲内でマシンサイズを任意のサイズにアップグレードして、コンピューティング容量をスケーリングできます。
  • 複数の読み取りプールを追加し、クラスタごとに最大 20 個の読み取りノードを追加できます。
  • オプションでバックアップの作成と復元が可能です。
  • クロスリージョン レプリケーションの設定を作成できます。
  • 高可用性がサポートされます。

詳細については、無料トライアル クラスタをアップグレードするをご覧ください。

トライアル期間終了後

アップグレードせずにトライアル期間が終了すると、インスタンスは削除されます。クラスタは追加の 15 日間の猶予期間中は料金なしで維持されます。

15 日間の猶予期間が終了すると、インスタンスはリクエストの処理を停止し、削除がスケジュールされます。データの最終バックアップは、最長 1 年間、お客様が明示的に削除するまで保持されます。バックアップの保存に関連する料金が発生します。

AlloyDB バックアップ ページからバックアップにアクセスし、有料の AlloyDB クラスタに復元できます。

詳細については、バックアップから復元するをご覧ください。

次のステップ