Windows IIS ワークロードをビルドしてデプロイする

このページでは、Skaffold を使用して Windows アプリケーション コンテナをビルドし、デプロイする方法について説明します。

Skaffold は、アプリケーションのビルド、push、デプロイのワークフローを処理します。Skaffold 構成 skaffold.yaml は、生成されたアーティファクトのルートフォルダにあります。skaffold.yaml ファイルの編集方法については、Skaffold ファイルのリファレンスをご覧ください。

始める前に

このドキュメントでは、移行を完了し、生成された移行アーティファクトを確認していることを前提としています。

コンテナ イメージをビルドする

Migrate to Containers CLI で生成された構成を使用すると、Windows マシンでシングル アーキテクチャ イメージをビルドできます。また、Linux マシンで Cloud Build を使用してマルチアーキテクチャ イメージをビルドすることもできます。

Cloud Shell を使用する場合、Skaffold はすでにインストールされています。Skaffold をインストールする必要がある場合は、Skaffold のインストールをご覧ください。

Windows マシンでシングル アーキテクチャ イメージをビルドする

Windows マシンで、Skaffold を使用してシングル アーキテクチャ コンテナ イメージをビルドします。

skaffold build -d REPOSITORY_PATH --cache-artifacts=false

REPOSITORY_PATH は、アーティファクト リポジトリのパスに置き換えます。例: us-central1-docker.pkg.dev/PROJECT_ID/REPOSITORY_NAME

同じ手順でコンテナ イメージをビルドしてデプロイする場合は、build コマンドではなく run コマンドを使用します。

Linux マシンでマルチアーキテクチャ イメージをビルドする

次の環境変数を設定します。

  • 必須
    • CLOUDBUILD_PROJECT: Cloud Build を実行するプロジェクト
    • REGION: Cloud Build を実行するリージョン
    • ZONE: Cloud Build を実行するゾーン
  • 省略可 - ネットワークとサブネットワークが指定されていない場合、デフォルトの VPC とデフォルトのサブネットワークが使用されます。
    • NETWORK: Windows ビルダー VM が作成されるネットワーク(VPC 名)
    • SUBNETWORK: Windows ビルダーが作成されるサブネットワーク

マルチアーキテクチャ イメージの構築の説明に従ってください。

Cloud Build でカスタム ワーカープールを使用する場合(たとえば、ファイアウォール ルールが作成されないようにする場合)は、次の環境変数を設定します。

  • 必須
    • WORKERPOOL: ワーカープールの名前
    • WORKERPOOL_REGION: ワーカープールのリージョン
  • 省略可
    • USE_INTERNAL_IP: ワーカープールが共有 VPC で NETWORK に接続されている場合は true

Windows ビルドを実行するコマンドは次のとおりです。

export CLOUDBUILD_PROJECT=CLOUDBUILD_PROJECT
export REGION=REGION
export ZONE=ZONE

skaffold build -d REPOSITORY_PATH

REPOSITORY_PATH は、アーティファクト リポジトリのパスに置き換えます。例: us-central1-docker.pkg.dev/PROJECT_ID/REPOSITORY_NAME

同じ手順でコンテナ イメージをビルドしてデプロイする場合は、build コマンドではなく run コマンドを使用します。

コンテナ イメージをデプロイする

コンテナ イメージをビルドしたら、Skaffold を使用してデプロイします。

skaffold run -d REPOSITORY_PATH

REPOSITORY_PATH は、アーティファクト リポジトリのパスに置き換えます。例: us-central1-docker.pkg.dev/PROJECT_ID/REPOSITORY_NAME

次のステップ