このドキュメントでは、ログ エクスプローラを使用してエラーグループに属するログエントリを見つけて、フィルタで除外する方法について説明します。エラーグループは、エラーのあるログエントリを例外タイプ、フレーム、メッセージなどの値でグループ化することで、環境の傾向と繰り返し発生する問題の特定に役立ちます。
ログエントリのエラーグループの詳細を検索する
アプリケーション全体で発生するエラーを追跡し、解決ステータスを管理するには、 Google Cloud コンソールの [Error Reporting] ページを使用します。[Error Reporting] ページには、特定のタイプのエラー、エラーの発生数、各グループの解決ステータスに関する情報を含むエラーグループが一覧表示されます。
Error Reporting では、エラーグループの作成時に error_groups
ID フィールドの値が自動的に設定されます。このフィールドには、英数字、-
、_
が含まれています。
特定のエラーグループをクエリするには、次の操作を行います。
-
Google Cloud コンソールで [Error Reporting] ページに移動します。
このページは、検索バーを使用して見つけることもできます。
- エラー名をクリックします。
- [最近のサンプル] パネルで、任意のログエントリの [ログを表示] をクリックして、[ログ エクスプローラ] ページにリダイレクトします。
ログ エクスプローラのクエリエディタ フィールドに、
error_groups
ID フィールドが設定されます。例:errorGroups.id="CJqhkd7Qvsbj2QE"
そのエラーグループに関連するログエントリのリストが [クエリ結果] ペインに表示されます。
エラーグループに属するログエントリをクエリして、エラーグループの詳細を確認する手順は次のとおりです。
-
Google Cloud コンソールで [ログ エクスプローラ] ページに移動します。
このページを検索バーで検索する場合は、小見出しが「Logging」の結果を選択します。
エラーグループに属するログエントリを表示するには、クエリエディタ フィールドに次のフィルタを入力します。
errorGroups.id:*
[クエリ結果] ペインで、
[エラーグループ] ボタンが表示されているログエントリを選択します。
[
エラーグループ] ボタンをクリックし、[エラーグループの詳細を表示] を選択します。
たとえば、次のスクリーンショットは、重大度が少なくともエラーの 2 つのログエントリを示しています。これらのエントリの 1 つには、
[エラーグループ] ボタンが表示されています。次のスクリーンショットには、このボタンで使用可能なオプションも示されています。
[エラーグループの詳細を表示] を選択すると、[エラー報告] ページが開き、エラーグループに関する情報が表示されます。
また、[ エラーグループ] ボタンのオプションを使用して、ログ エクスプローラに表示されるログエントリを変更することもできます。
エラーグループを詳しく調査するには、[このエラーグループのエントリを表示] を選択します。ログ エクスプローラが更新され、同じエラーグループ内のログエントリのみが表示されます。これで、エラーグループのログエントリに追加のクエリ パラメータを適用できるようになりました。
特定のエラーグループをクエリ結果から削除するには、[このエラーグループのエントリを非表示] を選択します。ログ エクスプローラが更新され、このエラーグループ内のログエントリがすべて非表示になります。
エラーグループをモニタリングする
新しいエラーグループが検出されたときに通知するように Error Reporting を構成できます。このサービスでは、各エラーグループのエラーの履歴を表示して、それらのエラーを管理することもできます。詳細については、次のドキュメントをご覧ください。
エラーグループを含むログエントリの数をカウントするログベースの指標を作成したり、ログエントリにエラーグループが含まれている場合に通知するようにログベースのアラートを構成したりすることはできません。同様に、errorGroups
フィールドから値を抽出して、ログベースの指標またはログベースのアラートに関連付けられたラベルに格納することはできません。