このページでは、Google Cloud コンソールの Cloud Build ダッシュボードを使用して、Cloud Build ビルドに関する情報を表示する方法について説明します。
Cloud Build ダッシュボードには、ビルドトリガーごとに最新のビルドの概要が表示されます。
ダッシュボードは、複数のカードから構成されています。各カードは、リポジトリ内のビルドトリガーに関連付けられています。1 つのリポジトリに複数のトリガーが作成されている場合は、複数のカードがあります。これらのカードは、リポジトリ名のアルファベット順に、さらにトリガー名のアルファベット順に表示されます。カードの右側にカーソルを合わせ、下の例のように固定アイコンをクリックして、ページの上部にカードを固定することもできます。
カードのタイトルには、「成功」や「失敗」など、ビルドの最新の結果が表示されます。リポジトリの名前とトリガー名の後に最新の結果が表示されます。タイトルの下には、最新のビルドに関連する結果が表示されます。
ダッシュボードを表示する
ビルドトリガーが設定されている場合、Cloud Build ダッシュボードにデータが入力されます。ビルドトリガーの設定方法については、ビルドトリガーの作成と管理をご覧ください。
Cloud Build ダッシュボードを表示するには:
Cloud Build ダッシュボードのページに移動します。
プルダウン メニューからプロジェクトを選択します。
Cloud Build ダッシュボードに、ビルドトリガーの最近のビルドが表示されます。
Cloud Build ダッシュボードには、次の情報が表示されます。
最新のビルド: 最新ビルドが生成された日付と時間。
時間: 最近のビルドの時間。
HH:MM:SS
の形式で表示されます。ソース: 接続しているソース リポジトリのリンク。ソース リポジトリは、Cloud Source Repositories のリポジトリ、GitHub リポジトリ、Bitbucket リポジトリのいずれかです。
commit: ビルドに使用された commit のリンク。
失敗したステップ: 最新のビルドが失敗している場合、ビルドエラーの原因となったステップ。
最新のビルドが失敗した場合、失敗したステップは、ビルドログでエラーの原因となったステップとリンクします。
ビルド履歴: 最近の 20 件のビルドのビルド時間を表す棒グラフ。棒グラフのバーにカーソルを合わせると、各ビルドの情報が表示されます。
平均時間: 最近の 20 件のビルドの平均ランタイム(実行中のビルドは除く)。
ビルド時間の平均が 10 分を超えていて、ビルドに指定したマシンタイプが
E2_MEDIUM
、E2_HIGHCPU_8
、またはN1_HIGHCPU_8
の場合、[IMPROVE SPEED] ボタンが表示されます。[IMPROVE SPEED] をクリックすることで、ビルドの速度を向上させる方法に関する推奨事項を表示できます。詳細については、ビルドを高速化する際のおすすめの方法をご覧ください。合否の割合: 最近の 20 件のビルドの合否の割合。
カードをフィルタする
ダッシュボードでカードをフィルタリングするには、Cloud Build ダッシュボード ページの上部にある [トリガーのフィルタ] オプションをクリックします。
次の条件でカードをフィルタリングできます。
- トリガーのソース: ソース リポジトリの名前。
- トリガーの名前: トリガーの名前。
- トリガーの説明: トリガーの説明。
次のステップ
- ビルドログの保存と表示に関する方法を確認する。
- Slack Notifier を使用して通知を構成する方法を学習する。
- SMTP Notifier を使用して通知を構成する方法を学習する。
- ビルドエラーをトラブルシューティングする方法について学習する。