バケット IP フィルタリングを無効にする

このページでは、バケット IP フィルタリングを無効にする方法について説明します。

バケット IP フィルタリング ルールを削除すると、バケットでの IP フィルタリングが無効になります。つまり、ネットワーク レベルのアクセス制限を削除し、任意の IP アドレスからのリクエストでバケットにアクセスできます。

必要なロール

バケット IP フィルタリングを無効にするために必要な権限を取得するには、バケットに対するストレージ管理者(roles/storage.admin)ロールを付与するよう管理者に依頼してください。このロールには、バケット IP フィルタリングを無効にするために必要な権限が含まれています。

必要とされる正確な権限については、「必要な権限」セクションを開いてご確認ください。

必要な権限

  • storage.buckets.update
  • storage.buckets.setIpFilter

カスタムロールを使用して、これらの権限を取得することもできます。他の事前定義ロールでこれらの権限を取得することもできます。どのロールがどの権限に関連付けられているかを確認するには、Cloud Storage に適用される IAM のロールをご覧ください。

バケットに対してロールを付与する手順については、バケットで IAM を使用するをご覧ください。

バケット IP フィルタリング ルールを無効にする

gcloud

バケット IP フィルタリングを無効にするには、開発環境で gcloud alpha storage buckets update コマンドを実行します。

gcloud alpha storage buckets update gs://BUCKET_NAME --clear-ip-filter

ここで

BUCKET_NAME はバケットの名前です。例: my-bucket

REST API

JSON API

  1. gcloud CLI のインストールと初期化を行います。これにより、Authorization ヘッダーのアクセス トークンを生成できます。

  2. バケットの設定を含む JSON ファイルを作成します。この設定には、IP フィルタ構成の mode を含める必要があります。mode フィールドを Disabled に設定します。

    {
      "ipFilter": {
        "mode": "Disabled",
        "publicNetworkSource": null,
        "vpcNetworkSources": []
        }
    }
  3. cURL を使用してPATCH bucket リクエストで JSON API を呼び出します。

    curl -X PATCH --data-binary @JSON_FILE_NAME \
     -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" \
     -H "Content-Type: application/json" \
     "https://storage.googleapis.com/storage/v1/b/BUCKET_NAME?project=PROJECT_IDENTIFIER"

    ここで

    • JSON_FILE_NAME は、バケットの設定を含む JSON ファイルの名前です。
    • BUCKET_NAME はバケットの名前です。
    • PROJECT_IDENTIFIER は、バケットが関連付けられているプロジェクトの ID または番号です。例: my-project

次のステップ

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