サイト間データ転送によるルート交換

Network Connectivity Center は、データ転送機能が有効になっている各スポーク間のフルメッシュ接続を提供します。すべてのスポークでこの機能が有効になっている場合、Network Connectivity Center によって、1 つのスポークが学習したすべてのルートが他のすべてのスポークに伝えられます。

ネットワーク接続センターのトポロジ。
ネットワーク接続センターのトポロジ(クリックして拡大)

上記のトポロジでは、スポーク A、B、C が同じハブに接続され、Cloud Router を使用してハブにプレフィックスをアドバタイズします。

ハブとスポークを介してリージョンをまたぐサイト間トラフィックを有効にするには、ハブやスポークと関連付けられている VPC ネットワークでグローバル ルーティングを有効にする必要があります。すべてのスポークが同一リージョンにある場合は、グローバル ルーティングを有効にしなくてもサイト間トラフィックが機能するため、グローバル ルーティングは必要ありません。

次の表は、ハブが他のスポークに接頭辞のアドバタイズを伝播する方法を示しています。

Spoke A からのルート Spoke B からのルート Spoke C からのルート
Spoke A にエクスポートされたルート 10.3.0.0/16 は、Spoke B を通って到達可能。 10.4.0.0/16 は、Spoke C を通って到達可能。
Spoke B にエクスポートされたルート 10.2.0.0/16 は、Spoke A を通って統括可能。 10.4.0.0/16 は、Spoke C を通って到達可能。
Spoke C にエクスポートされたルート 10.2.0.0/16 は、Spoke A を通って統括可能。 10.3.0.0/16 は、Spoke B を通って到達可能。

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