割り当てアラートとモニタリングの設定

割り当ての使用量アラートとモニタリングは、Cloud Monitoring を使用して設定できます。このページでは、アラートの設定方法、グラフの作成方法、Cloud Quotas での Cloud Monitoring の使用に関する詳細の探し方について説明します。

基本的な割り当ての使用量アラートを設定する

Cloud Quotas ダッシュボードは、Cloud Monitoring と統合されています。[割り当てとシステム上限] ページで割り当てのアラートを設定すると、割り当てのイベントの通知を受け取ることができます。たとえば、割り当ての使用量が最大値に達したときに通知するアラートを設定できます。この機能はプロジェクト レベルの割り当てでのみサポートされています。

特定の割り当てまたはシステムの上限に関するアラートを設定するには、次のようにします。

  1. アラートを作成する権限があることを確認します。

  2. [割り当てとシステム上限] ページに移動します。

    [割り当てとシステム上限] に移動

  3. テーブルの右端の列で [その他の操作] をクリックし、[使用量アラートを作成] を選択します。[アラート ポリシーのテンプレート] ペインが開きます。

  4. [通知の構成] で通知チャネルを選択します。通知チャンネルは、アラートを受信する方法(メール、SMS、Pub/Sub など)です。

  5. [作成] をクリックします。

グラフを作成

Cloud Monitoring の Metrics Explorer では、グラフを作成して指標を表示できます。これを使用して、Cloud Quotas に関連する指標を表示できます。

Metrics Explorer を使用してモニタリング対象リソースの指標を表示するには、次の操作を行います。

  1. Google Cloud コンソールで、[Metrics Explorer] ページに移動します。

    Metrics Explorer に移動

    検索バーを使用してこのページを検索する場合は、小見出しが [Monitoring] の結果を選択します。

  2. Google Cloud コンソールのツールバーで、Google Cloud プロジェクトを選択します。
  3. [指標] 要素の [指標を選択] メニューを開いてフィルタバーに「quota usage」と入力し、サブメニューを使用して特定のリソースタイプと指標を選択します。
    1. [有効なリソース] メニューで、[Consumer Quota] を選択します。
    2. [有効な指標カテゴリ] メニューで、[割り当て] を選択します。
    3. [有効な指標] メニューで、リストから指標を選択します。有効な指標と無効な指標の両方を表示するには、[有効] をクリックして [指標を選択] メニューのフィルタを消去します。
    4. [適用] をクリックします。
  4. 表示から時系列を削除するには、[フィルタ] 要素を使用します。

  5. 時系列を結合するには、[集計] 要素のメニューを使用します。たとえば、ゾーンに基づいて VM の CPU 使用率を表示するには、最初のメニューを [平均] に設定し、2 番目のメニューを [ゾーン] に設定します。

    [集計] 要素の最初のメニューが [未集計] に設定されている場合は、すべての時系列が表示されます。[集計] 要素のデフォルト設定は、選択した指標タイプによって決まります。

  6. 割り当てと、1 日に 1 つのサンプルを報告するその他の指標については、次の操作を行います。
    1. [表示] ペインで、[ウィジェット タイプ] を [積み上げ棒グラフ] に設定します。
    2. 期間は少なくとも 1 週間に設定します。

必要な割り当て使用量の情報が見つかったら、Cloud Monitoring を使用してカスタム ダッシュボードとアラートを作成できます。詳細については、Cloud Monitoring をさらに活用するをご覧ください。

Cloud Monitoring をさらに活用する

Cloud Monitoring ツールを使用すると、割り当ての使用状況、値、エラーを詳細にモニタリングできます。これらの指標を使用して、カスタム ダッシュボードとアラートを作成できます。たとえば、割り当て使用量の推移を確認したり、割り当て値に近づいたときにアラートを受信したりできます。

Cloud Monitoring はさまざまな指標をサポートしています。これらの指標をフィルタや集計と組み合わせることで、割り当ての使用量についてより有用な分析情報を表示できます。たとえば、数量に基づく割り当ての使用状況の指標を Cloud TPU 名の quota_metric フィルタと組み合わせることができます。

Cloud Monitoring のドキュメントでは、すべての機能について説明しています。ドキュメント セットは非常に大きいため、ここでは、まず確認すべきページをいくつか紹介します。

  • グラフの作成: グラフと表を作成し、カスタム ダッシュボードに追加する方法に関する包括的なガイド。
  • アラートの概要: アラートの仕組みと、アラート ポリシーの作成オプションについて説明します。
  • アラート ポリシーの管理: 既存のアラート ポリシーのさまざまな管理タスク(ポリシーの表示、ポリシーの編集、ポリシーの削除、ポリシーのダッシュボードへの追加など)に関するガイド。
  • 割り当て指標の使用: 割り当てのユースケースに特化した詳細なページです。quota/exceeded エラーのアラートを作成する方法などのトピックに関する例が記載されています。
  • Google Cloud 指標ガイド: 指標のリファレンス ページ。serviceruntime セクションには、モニタリングに使用される割り当て指標のリストが表示されます。

割り当て指標のサポートを確認する

すべてのサービスが Cloud Monitoring の割り当て指標をサポートしているわけではありません。サポートされているサービスに適用される割り当て指標を確認するには、グラフの作成時またはアラート ポリシーの作成時にリソースタイプとして [Consumer Quota] を選択します。割り当て指標をサポートしていないサービスは表示されません。

  • 割り当て指標をサポートしている一般的なサービスには、Compute Engine、Dataflow、Spanner、Pub/Sub、Cloud Vision、Speech-to-Text、Cloud Monitoring、Cloud Logging などがあります。

  • 割り当て指標をサポートしていない一般的なサービスには、App Engine や Cloud SQL などがあります。