このドキュメントでは、BigQuery の各テーブルに毎日エクスポートされる Cloud Billing の確約利用割引(CUD)メタデータのスキーマのリファレンス情報について説明します。このエクスポートでは、費用ベースの CUD のコミットメント メタデータの 1 日単位のスナップショットが BigQuery テーブルに提供されます。このテーブルは、他の請求データ エクスポートと結合して、CUD の管理とレポート作成を改善できます。
CUD エクスポート データのスキーマ
BigQuery データセットで、Cloud 請求先アカウントの CUD データは cud_subscriptions_export
というデータテーブルに読み込まれます。
次の情報は、BigQuery にエクスポートされるデータのスキーマについて説明したものです。
フィールド | タイプ | 説明 |
---|---|---|
billing_account_id |
文字列 | CUD データに関連付けられている 18 文字の英数字の請求先アカウント ID(例: 010101-F0FFF0-10XX01 )。 |
cud_product.id |
文字列 | サブスクリプション定義 ID(例: 344fffc1-17f9-4e34-abf2-cfffff409fa2 )。 |
cud_product.display_name |
文字列 | コミットメントに関連付けられているプロダクトのわかりやすい名前(Flexible CUD など)。 |
cud_product.type |
文字列 | 商品コミットメントのタイプ(例: Spend-Based )。 |
consumption_model.id |
文字列 | CUD で使用される使用量モデルの ID(例: 5515-81A8-03A2 )。 |
consumption_model.description |
文字列 | CUD の使用量モデルの説明(例: Cloud Spanner CUD - 1 Year )。 |
subscription.entitlement_scope |
文字列 | CUD の利用資格のスコープ。たとえば、アカウント スコープの利用資格は billingAccounts/010101-F0FFF0-10XX01 になります。 |
subscription.instance_id |
文字列 | サブスクリプション インスタンス ID(GUID)。例: 769c55ea-c50f-4258-bcf5-04b6688fa5fa 。 |
subscription.display_name |
文字列 | 購入時に顧客が定義した CUD の表示名(例: Recommended Cloud Run CUD commitment in us-central1 on
Sep 3, 2023 )。 |
region |
文字列 | CUD に関連付けられているリージョン(us-central1 など)。 |
commitent_amount.unit |
文字列 | コミットメントのリソース消費量の測定単位($/hr など)。 |
commitent_amount.value |
数値 | 購入したコミットメントの量(100 、0.05 など)。 |
term |
文字列 | ISO 8601 期間形式のコミットメント期間。P1Y は 1 年、P3Y は 3 年を表します。 |
start_time |
タイムスタンプ | コミットメントの開始タイムスタンプ(2024-09-27 18:08:20 UTC など)。 |
end_time |
タイムスタンプ | コミットメントの終了タイムスタンプ(例: 2025-02-18 12:11:20 UTC )。 |
state |
文字列 | コミットメントの状態(Active 、Expired など)。 |
関連トピック
エクスポートされた Cloud Billing データに関連するトピック
- BigQuery への Cloud Billing データのエクスポートを設定する
- BigQuery への Cloud Billing エクスポート データに対するクエリの例
- Looker Studio で一定期間の利用額を可視化する
Google Cloud コンソールで利用可能な費用と料金のレポート
- Cloud Billing レポートと費用傾向の表示
- 請求書または明細書の費用詳細の表示とダウンロード
- Google のクラウド サービスの料金を表示し、ダウンロードする
- 費用の内訳レポートでコスト削減を把握する
- 確約利用割引の効果の分析
- 費用とお支払い履歴の表示