このページでは、AlloyDB Omni のダウンロード、インストール、接続の方法について説明します。デフォルトの構成を使用して AlloyDB Omni をすぐに使用するには、Debian または Ubuntu に AlloyDB Omni をインストールするをご覧ください。
このドキュメントでは、次の方法についても説明します。
- 新しいディスク パーティションを作成してデータ ストレージを最適化する。
- サーバーを構成する。
- Debian、Ubuntu、RHEL との適合性を確保する。
始める前に
システム要件
Debian
- Debian ベースの OS(Debian や Ubuntu など)を実行する仮想マシンまたは物理マシン。
- x86 / AMD64 アーキテクチャの CPU が 2 つ以上。
- 2 GB 以上の RAM。最適なパフォーマンスを得るため、CPU ごとに 8 GB の RAM を割り当てることをおすすめします。
- 20 GB 以上のストレージ空き容量。
- OS 内での無制限のルートアクセス。
- Docker バージョン 20.10 以降。
- Linux カーネル バージョン 4.18 以降。最適なパフォーマンスを得るため、カーネル バージョン 5.3 以降を使用することをおすすめします。
- Linux cgroup v2 が有効になっている。
ほとんどの最新の Linux システムでは、デフォルトで cgroup v2 が有効になっています。cgroup v2 が有効になっているかどうかを確認するには、シェルで
stat -fc %T /sys/fs/cgroup/
を実行します。cgroup v2 が有効になっている場合、コマンドの出力にcgroup2fs
と表示されます。 Vertex AI と統合する場合は、環境で Google Cloud CLI が使用可能になっている必要があります。
- クラウド プラットフォームに AlloyDB Omni をインストールする場合は、次のインスタンスタイプを使用することをおすすめします。
- Google Cloudでは、
n2-highmem
インスタンスをおすすめします。 - アマゾン ウェブ サービス(AWS)では、
R6i
インスタンスをおすすめします。 - Microsoft Azure では、
Ebsv5
インスタンスをおすすめします。
- Google Cloudでは、
- データの保存には、専用の SSD ストレージ デバイスを使用することをおすすめします。物理デバイスをこの目的で使用する場合は、ホストマシンに直接接続することをおすすめします。
RHEL
- Red Hat Enterprise Linux(RHEL)バージョン 8 以降を実行する仮想マシンまたは物理マシン。AlloyDB Omni の自動メモリ管理機能を使用する場合は、RHEL バージョン 9 以降を使用します。
- x86 / AMD64 アーキテクチャの CPU が 2 つ以上。
- 2 GB 以上の RAM。最適なパフォーマンスを得るため、CPU ごとに 8 GB の RAM を割り当てることをおすすめします。
- 20 GB 以上のストレージ空き容量。
- OS 内での無制限のルートアクセス。
- Docker バージョン 20.10 以降。
- Linux カーネル バージョン 4.18 以降。最適なパフォーマンスを得るため、カーネル バージョン 5.3 以降を使用することをおすすめします。
- Linux cgroup v2 が有効になっている。
ほとんどの最新の Linux システムでは、デフォルトで cgroup v2 が有効になっています。cgroup v2 が有効になっているかどうかを確認するには、シェルで
stat -fc %T /sys/fs/cgroup/
を実行します。cgroup v2 が有効になっている場合、コマンドの出力にcgroup2fs
と表示されます。 Vertex AI と統合する場合は、環境で Google Cloud CLI が使用可能になっている必要があります。
- クラウド プラットフォームに AlloyDB Omni をインストールする場合は、次のインスタンスタイプを使用することをおすすめします。
- Google Cloudでは、
n2-highmem
インスタンスをおすすめします。 - アマゾン ウェブ サービス(AWS)では、
R6i
インスタンスをおすすめします。 - Microsoft Azure では、
Ebsv5
インスタンスをおすすめします。
- Google Cloudでは、
- データの保存には、専用の SSD ストレージ デバイスを使用することをおすすめします。物理デバイスをこの目的で使用する場合は、ホストマシンに直接接続することをおすすめします。
AlloyDB Omni をダウンロードしてインストールする
AlloyDB Omni CLI を使用して、Linux マシンが AlloyDB Omni をインストールできる状態になっていることを確認します。
sudo alloydb system-check
必要に応じて、
system-check
コマンドからチェックの成功が出力されるまでシステムを調整します。省略可: AlloyDB Omni のデータ ストレージ用に新しいディスク パーティションを作成する場合は、最適なパフォーマンスを得るために
ext4
ファイル システムを使用することをおすすめします。ext4
ファイル システムを作成するには、次のコマンドを使用します。mkfs.ext4 -m 1 -F "$disk_path"
ディスクをマウントするには、次のコマンドを使用します。
mount --make-shared -o noatime,discard,errors=panic "$disk_path" "$disk_mountpoint"
次のいずれかの方法を使用してサーバー ソフトウェアをインストールします。
サーバーをプライマリ インスタンスとして構成する場合は、次のコマンドを実行します。
sudo alloydb database-server install --data-dir=$(realpath DATA_DIR)
DATA_DIR
は、AlloyDB Omni のデータ、メタデータ、構成ファイルを保存するローカル ファイル システム上のディレクトリに置き換えます。このディレクトリがまだ存在しない場合は、その作成が試行されます。指定しない場合、この値はデフォルトで/var/alloydb/main/
になります。デフォルト(
5432
)以外の TCP ポートで接続をリッスンするように AlloyDB Omni を設定するには、--pg-port
フラグを指定します。sudo alloydb database-server install \ --data-dir=$(realpath DATA_DIR) \ --pg-port=PORT
PORT
は、AlloyDB Omni が接続を受け入れる TCP ポートに置き換えます。サーバーをリードレプリカとして構成する場合は、
--replica-source-ip
と--replica-source-port
のフラグを含めます。sudo alloydb database-server install \ --data-dir=$(realpath DATA_DIR) \ --replica-source-ip=SOURCE_IP \ --replica-source-port=SOURCE_PORT
次のように置き換えます。
DATA_DIR
: AlloyDB Omni のデータ、メタデータ、構成ファイルを保存するローカル ファイル システム上のディレクトリ。このディレクトリがまだ存在しない場合は、その作成が試行されます。指定しない場合、この値はデフォルトで/var/alloydb/main/
になります。SOURCE_IP
: 複製元のプライマリ AlloyDB Omni インスタンスの IP アドレス。SOURCE_PORT
: 複製元のプライマリ AlloyDB Omni インスタンスの TCP ポート。この値を指定しない場合は、デフォルト値である5432
が適用されます。
AlloyDB Omni のリードレプリカの詳細については、読み取り専用レプリカを作成するをご覧ください。
システムで Red Hat Enterprise Linux を実行している場合は、
/usr/lib/tuned/virtual-guest/tuned.conf
ファイルを次の内容で更新します。vm.swappiness=1
データベース サーバーに接続して使用する
psql
を使用して AlloyDB Omni に接続します。
sudo docker exec -it pg-service psql -h localhost -U postgres
ターミナル ウィンドウに psql
のログイン テキストが表示され、最後に postgres=#
のプロンプトが表示されます。