Vision API に画像データを提供するには、画像の URI パスを指定するか、画像データを Base64 エンコード テキストとして送信します。
コマンドラインの使用
gRPC リクエスト内に単純にバイナリデータを書き込むことができますが、REST リクエストを行う際には、JSON が使われます。JSON はバイナリデータを直接サポートしていないテキスト形式であるため、それらのバイナリデータは Base64 エンコードを使用して、テキストに変換する必要があります。
ほとんどの開発環境には、バイナリを ASCII テキストデータにエンコードするネイティブの base64
ユーティリティがあります。ファイルをエンコードするには:
Linux
base64
コマンドライン ツールを使用してファイルをエンコードし、-w 0
フラグを使用して、行の折り返しを防ぎます。
base64 INPUT_FILE -w 0 > OUTPUT_FILE
macOS
base64
コマンドライン ツールを使用してファイルをエンコードします。
base64 -i INPUT_FILE -o OUTPUT_FILE
Windows
Base64.exe
ツールを使用してファイルをエンコードします。
Base64.exe -e INPUT_FILE > OUTPUT_FILE
PowerShell
Convert.ToBase64String
メソッドを使用してファイルをエンコードします。
[Convert]::ToBase64String([IO.File]::ReadAllBytes("./INPUT_FILE")) > OUTPUT_FILE
base64 エンコードされたデータをインラインで挿入して、JSON リクエスト ファイルを作成します。
JSON
{ "requests": [ { "image": { "content": "BASE64_ENCODED_DATA" }, "features": [ { "type": "LABEL_DETECTION", "maxResults": 1 } ] } ] }
クライアント ライブラリの使用
テキスト エディタを使ってリクエストにバイナリデータを埋め込むことは実用性に欠け、また望ましくありません。実際には、クライアント コード内に base64 エンコード ファイルを埋め込みます。サポートされるすべてのプログラミング言語には、base64 エンコード コンテンツの組み込みメカニズムがあります。
Python
# Import the base64 encoding library.
import base64
# Pass the image data to an encoding function.
def encode_image(image):
with open(image, "rb") as image_file:
encoded_string = base64.b64encode(image_file.read())
return encoded_string
Node.js
// Read the file into memory.
var fs = require('fs');
var imageFile = fs.readFileSync('/path/to/file');
// Convert the image data to a Buffer and base64 encode it.
var encoded = Buffer.from(imageFile).toString('base64');
Java
// Import the Base64 encoding library.
import org.apache.commons.codec.binary.Base64;
// Encode the image.
String encodedString = Base64.getEncoder().encodeToString(imageFile.getBytes());
Go
import (
"bufio"
"encoding/base64"
"io"
"os"
)
// Open image file.
f, _ := os.Open("image.jpg")
// Read entire image into byte slice.
reader := bufio.NewReader(f)
content, _ := io.ReadAll(reader)
// Encode image as base64.
base64.StdEncoding.EncodeToString(content)