Firebase Remote Config トリガー
Cloud Run functions は、その関数と同じ Google Cloud プロジェクトの Firebase Remote Config の変更に対応してトリガーできます。これにより、アプリの更新を公開せずに、アプリの動作や外観を変更できます。
イベントの種類
Firebase Remote Config は、remoteconfig.update
イベントに応じて関数をトリガーできます。
イベントタイプ | トリガー |
---|---|
remoteconfig.update |
Remote Config テンプレートが更新されるとトリガーされます。 |
イベントの構造
イベントデータは、変換された remoteConfig
オブジェクトとして指定されます。
例:
{ "updateType": "FORCED_UPDATE", "updateOrigin": "CONSOLE", "versionNumber": 1 }
サンプルコード
Node.js
Python
Go
Java
C#
Ruby
PHP
関数のデプロイ
関数をデプロイするには、イベントタイプ google.firebase.remoteconfig.update
を指定する必要があります。
次の gcloud
コマンドは、Firebase Remote Config イベントによってトリガーされる関数をデプロイします。
gcloud functions deploy FUNCTION_NAME \ --no-gen2 \ --entry-point ENTRY_POINT \ --trigger-event google.firebase.remoteconfig.update \ --runtime RUNTIME
引数 | 説明 |
---|---|
FUNCTION_NAME |
デプロイする Cloud Run 関数の登録名。ソースコード内の関数の名前にすることも、任意の文字列にすることもできます。FUNCTION_NAME が任意の文字列の場合は、--entry-point フラグを含める必要があります。
|
--entry-point ENTRY_POINT |
ソースコード内の関数またはクラスの名前。省略可(使用しない場合)FUNCTION_NAME を使用して、デプロイ時に実行する関数をソースコードに指定します。それ以外の場合は、--entry-point を使用して実行可能関数の名前を指定する必要があります。 |
--trigger-event google.firebase.remoteconfig.update |
Firebase Remote Config の更新イベントで関数をトリガーします。 |
--runtime RUNTIME |
使用しているランタイムの名前。網羅的なリストについては、gcloud リファレンスをご覧ください。 |