以前のバンドル サービスの概要

これまで、App Engine スタンダード環境では、アプリ開発のために複数のスケーラブルな専有のサービスが提供されていました。これらのサービスは、Python 2Java 8Go 1.11PHP 5.5 などの第 1 世代ランタイム(以前の App Engine ランタイム)にバンドルされていました。レガシー ランタイムの一部はオープンソース コミュニティで管理されなくなったため、App Engine デベロッパーは、新しいランタイムに移行すべきかどうか難しい判断に迫られる可能性があります。こうした移行には時間と労力がかかりますが、レガシー ランタイムの使用を継続すれば、アプリの維持コストが増大する結果になります。

こうした課題を踏まえ、Google Cloud では新しいランタイムへの移行パスを段階的に提供していく予定です。Google Cloud では、ランタイム移行の複雑さを軽減するために、Python 3Java 11 以降Go 1.12 以降PHP 7 以降 などの第 2 世代ランタイムで App Engine の従来のバンドル サービスとその関連 API をサポートしています。アプリは、言語固有のライブラリを介して、第 2 世代ランタイムの従来のバンドル サービス API を呼び出すことができます。

第 1 世代と第 2 世代のランタイムでの App Engine バンドル サービスへのアクセス
図 1. アプリで以前の App Engine バンドル サービスにアクセスする方法

ランタイム移行の多くのシナリオでは、以前の App Engine バンドル サービスと同等の機能を提供する Google Cloud プロダクトを使用することもできます。Google Cloud で個別のプロダクトとして提供されない以前のバンドル サービス(画像処理、検索、メッセージングなど)については、サードパーティ プロバイダや他の回避策を使用できます。詳しくは、ランタイムのガイドをご覧ください。

アプリを移行するためのこれらのオプションの詳細については、バンドルされた App Engine サービスの移行の概要をご覧ください。