App Engine フレキシブル環境

App Engine を使用すると、デベロッパーは最も得意な作業、つまりコードを書くことに集中できます。App Engine フレキシブル環境は Compute Engine を基盤としており、負荷分散を行いながらアプリのスケールアップとスケールダウンが自動的に行われます。

ランタイム

これらのランタイムをカスタマイズすることも、独自の Docker イメージまたはオープンソース コミュニティの Dockerfile を提供することもできます。

特長

  • カスタマイズ可能なインフラストラクチャ - App Engine フレキシブル環境インスタンスは Compute Engine 仮想マシンであるため、カスタム ライブラリを利用し、デバッグ用に SSH を使用して、独自の Docker コンテナをデプロイできます。

  • パフォーマンス オプション - 多様な CPU およびメモリ構成が可能です。アプリケーションの各インスタンスで必要な CPU とメモリを指定すると、App Engine のフレキシブル環境で必要なインフラストラクチャがプロビジョニングされます。

  • ネイティブ機能のサポート - マイクロサービス、認可、SQL および NoSQL データベース、トラフィック分割、ロギング、バージョニング、セキュリティ スキャン、コンテンツ配信ネットワークなどの機能がネイティブにサポートされています。

  • マネージド仮想マシン - App Engine は仮想マシンを管理し、次のことを保証します。

    • インスタンスに対してヘルスチェックが行われ、必要に応じて修復され、プロジェクト内の他のサービスと同じ場所に配置されます。
    • 下位互換性のある重要な更新が、基盤となるオペレーティング システムに自動的に適用されます。
    • VM インスタンスが、プロジェクトの設定に従って地理的なリージョンごとに自動的に配置されます。Google の管理サービスにより、プロジェクトのすべての VM インスタンスが同じ場所に配置され、最適なパフォーマンスが得られます。
    • 利用可能な更新があると、すべてのフレキシブル インスタンスは毎週再起動されます。ただし、スケジュールは保証されません。再起動中に、Google の管理サービスによって必要なオペレーティング システムとセキュリティの更新が適用されます。
    • Compute Engine VM インスタンスにはルート権限でアクセスできます。デフォルトでは、App Engine フレキシブル環境の VM インスタンスへの SSH アクセスは無効になっています。アプリの VM インスタンスに対するルートアクセスを有効にすることもできます。
  • 自動スケーリング - App Engine は、発生する負荷に基づいてアプリケーションを自動的にスケーリングします。

    • App Engine は、構成と一致するリージョンにすでに存在する Compute Engine VM の予約を優先します。VM 予約を使用すると、一時的なリソース不足が発生したときに、リソースが割り当てられる可能性が高くなります。

スタンダード環境とフレキシブル環境の違いをご確認ください

使ってみる

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