多くの Google Cloud Marketplace プロダクトは、お客様による Google Cloudインフラストラクチャとリソースの利用を促進します。ラベルをプロダクトに統合すると、関連する顧客の Google Cloud 使用状況という観点からプロダクトの影響に関する分析情報を Google に提供できます。Google はこの情報を使用して、影響を提示し、市場参入(GTM)投資をガイドします。
このドキュメントでは、Cloud Marketplace で提供する統合ソフトウェア サービス(SaaS)プロダクトのパートナー使用状況のトラッキングを設定する方法について説明します。
ラベル スキーマ
ラベルは、 Google Cloud リソースに割り当てることができる Key-Value ペアです。ラベルの詳細については、ラベルの概要をご覧ください。
パートナーの消費量トラッキングにラベルを使用する場合、ラベルは次の形式になります。
goog-partner-solution = SOLUTION_URN
商品の消費追跡ラベルを確認する
Cloud Marketplace で提供する各プロダクトの関連する使用量トラッキング ラベルは、Producer Portal で確認できます。ラベルを確認する手順は次のとおりです。
- Producer Portal で、[概要] ページに移動します。
- 商品リストで、使用状況を追跡する商品を探します。
- [Consumption tracking label] に表示されている値をコピーして保存します。
- サービスの消費量トラッキングを統合する際は、保存した消費量トラッキング ラベルを使用します。
Producer Portal の概要ページへの直接リンクは次のとおりです。
https://console.cloud.google.com/producer-portal?project=YOUR_PROJECT_ID
使用量トラッキング ラベルを SaaS プロダクトと統合する
使用量トラッキング ラベルを SaaS プロダクトと統合するには、プロダクトをセットアップして、リソースのデプロイ時にラベルを Google Cloud リソースに追加する必要があります。
次のいずれかの方法を使用して、プロダクトがデプロイするリソースに使用量トラッキング ラベルを追加できます。
- Terraform
- Google Cloud コンソール
- Google Cloud CLI
- REST API
- Cloud Deployment Manager
HashiCorp が作成した Infrastructure as Code ツールである Terraform を使用することをおすすめします。Terraform を使用すると、Terraform がデプロイするすべての Google Cloud リソースに適用されるデフォルトのラベルを Google プロバイダ レベルで追加できます。Terraform でデフォルトのラベルを使用する方法の詳細については、Terraform の公式ドキュメントの Google Cloud プロバイダの構成リファレンスをご覧ください。
Google Cloud コンソール、Google Cloud CLI、または REST API を使用してラベルを追加する方法については、ラベル付きリソースを作成するをご覧ください。
Deployment Manager を使用してラベルを追加する方法については、デプロイへのラベルの追加をご覧ください。