Google Distributed Cloud は、 Google Cloud インフラストラクチャをエッジやデータセンターにまで拡大するハードウェアとソフトウェアのソリューションのポートフォリオです。
携帯電話ネットワーク インフラストラクチャ、顔認識、その他のレイテンシの影響を受けやすい処理集約型アプリケーションなどのワークロードは、従来のクラウド サービスのレイテンシと帯域幅の能力を超えています。このようなワークロード向けに、Distributed Cloud コネクテッドは、 Google Cloud の機能をオンプレミスに直接提供する完全に統合されたハードウェアとソフトウェアのソリューションを提供します。Google は、専用の Distributed Cloud 接続ハードウェアとソフトウェアを提供、デプロイ、運用、保守します。
Google Distributed Cloud コネクテッド
Distributed Cloud コネクテッドは、汎用および特殊なネットワーク機能対応のワークロードを実行する統合ハードウェアとソフトウェアのソリューションです。Distributed Cloud 接続ラックのデプロイは、6 ~ 24 台の物理マシン、2 台のトップオブラック(ToR)スイッチ、マシンをローカル ネットワークとオプションの拡張ラックに相互接続する 2 台のアグリゲータ スイッチで構成されます。デプロイされた各 Distributed Cloud コネクテッド ゾーンに設定されたベースラックに、最大 3 つの拡張ラックを接続できます。
Distributed Cloud コネクテッド ハードウェアは、ノードプールにグループ化されたワーカーノードを実行します。このノードプールは、Distributed Cloud コネクテッド プロジェクト内のクラスタに割り当てます。 Google Cloud コンテナと仮想マシンでワークロードを実行できます。
Google Distributed Cloud ソフトウェアのみ
Google Distributed Cloud ソフトウェアは、 Google Cloudのインフラストラクチャとサービスをデータセンターに拡張し、Google 提供のソフトウェアを独自のハードウェアで実行します。Google Distributed Cloud ソフトウェアは Google Kubernetes Engine(GKE)に基づいており、オンプレミス環境で使用するために GKE を拡張する独自の Kubernetes パッケージを備えています。Distributed Cloud では、Google Cloud の機能を使用しながら、自社のオンプレミスで GKE クラスタを作成、管理、アップグレードし、Google のインフラストラクチャを使用して、コンテナ化されたアプリケーションをクラスタ上で大規模にデプロイして運用できます。
Google Distributed Cloud ソフトウェアは、VMware またはベアメタルのいずれかにインストールできます。
Google Distributed Cloud for Bare Metal は、仮想マシンではなく物理マシンで実行されるため、GPU などのさまざまなパフォーマンスが最適化されたハードウェア タイプでアプリケーション コンテナを管理できます。Google Distributed Cloud をベアメタルで実行すると、ハードウェアへの直接のアプリケーション アクセスも可能です。
Google Distributed Cloud for VMware は、vSphere 環境内のオンプレミスで実行されます。vSphere は、VMware の仮想化プラットフォームです。