テーブルの概要

このドキュメントでは、Dataform のテーブルについて説明します。

Dataform では、テーブルは SQL ワークフローを構成するオブジェクトの一種です。SQL ワークフローで宣言されたデータソースのデータまたは SQL ワークフローの他のテーブルを参照するテーブルを作成できます。Dataform は、テーブル定義をリアルタイムで SQL にコンパイルします。実行をトリガーすると、Dataform は SQL コードを実行し、BigQuery に定義済みテーブルを作成します。

type: "table" SQLX ファイルで次のテーブルタイプを作成できます。

  • table: 通常のテーブル。
  • incremental: 増分テーブル。
  • view: 表ビュー。BigQuery のビューの詳細については、ビューの概要をご覧ください。

テーブルのパーティションとクラスタを定義することもできます。

テーブルの目的や、SQL ワークフローの他のテーブルとの関係を記録するには、テーブルまたはその選択した列にドキュメントを追加します。

テーブル内のデータを特定の条件に対してテストするには、アサーションと呼ばれるデータ品質テストクエリを作成します。Dataform は、SQL ワークフローを更新するたびにアサーションを実行し、アサーションが失敗した場合にアラートを送信します。

デフォルトのテーブル設定(databaseschema など)をオーバーライドして、テーブルの作成を無効にする、またはテーブルの作成前または作成後に SQL ステートメントを実行するには、追加のテーブル設定を構成します。

実行後に BigQuery でテーブルを整理するには、BigQuery ラベルを追加します。BigQuery ラベルの詳細については、ラベルの概要をご覧ください。

テーブルの列レベルでデータアクセスを制限するには、BigQuery ポリシータグを追加します。BigQuery ポリシータグの詳細については、列レベルのアクセス制御の概要をご覧ください。

type: "table" SQLX ファイルでテーブルを定義するだけでなく、type: "operations" SQLX ファイルでカスタム SQL クエリを定義することで、空のテーブルを作成できます。別のサービスでデータを入力できるように、空白のテーブルを作成することもできます。

次のステップ