このページは Apigee と Apigee ハイブリッドに適用されます。
API Hub の依存関係は、API オペレーション間の関係を表示して管理するのに役立ちます。API の依存関係を検出および追跡することで、API エコシステムをより効率的に管理できます。たとえば、API の変更やサポート終了による潜在的な影響の把握、問題のトラブルシューティング、コストやコンプライアンス規制の遵守状況の分析において、依存関係が役立ちます。API は、API Hub 内または API Hub の外部に保存できます。
依存関係とは
API Hub は、API オペレーション間の方向性の関係として依存関係をモデル化します。1 つの API オペレーションがサプライヤーで、もう 1 つがコンシューマーという関係です。たとえば、PetStore API が Location API のオペレーションを呼び出すとします。この場合、オペレーションは Location API によって提供されるオペレーションに依存します。API Hub において、PetStore をコンシューマー、Location をサプライヤーと呼びます。
図 1 は、API オペレーション間のサプライヤーとコンシューマーの関係を示しています。Payment API の /debit
オペレーションは、Fraud Detection API の /detect
オペレーションを使用します。この関係では、デビット オペレーションがコンシューマー、不正検知オペレーションがサプライヤーです。
同様に、/detect
は UserProfile API と GeoLocation API によって提供されるオペレーションを使用します。この場合、図 1 に示すように、/detect
オペレーションがコンシューマーで、他の 2 つがサプライヤーです。
依存関係を作成する
アップロードした API 仕様または外部 API から API Hub に追加された API オペレーション間に依存関係を作成できます。
API Hub で依存関係を作成する基本的な手順は次のとおりです。
- 依存関係のあるオペレーションを含む可能性のある 2 つの API を見つけます。オペレーションは、登録済み API または外部 API にある場合があります。
- どの API がサプライヤーで、どの API がコンシューマーかを判断します。前述のように、コンシューマーはサプライヤーを呼び出します。
- UI または Create Dependency API を使用して、サプライヤーとコンシューマー間の依存関係を作成します。
依存関係を作成するをご覧ください。