AlloyDB Omni をインストール

このクイックスタートでは、コンテナ ランタイムをサポートする任意の UNIX ベースの環境で実行できる AlloyDB Omni をインストールする方法について説明します。

AlloyDB Omni の概要については、AlloyDB Omni の概要をご覧ください。

始める前に

AlloyDB Omni をインストールする前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  • 以下のハードウェアとソフトウェアの最小要件を満たす必要があります。

    OS / プラットフォーム ハードウェアの最小要件 ソフトウェアの最小要件
    Linux
  • AVX2 をサポートする x86-64 または Arm(*)CPU
  • 2 GB の RAM
  • 10 GB のディスク容量
  • Debian ベースの OS(Ubuntu など)、RHEL 8 または 9
  • Linux カーネル バージョン 5.3 以降
  • Cgroupsv2 が有効になっている
  • Docker Engine 20.10 以降または Podman 4.2.0 以降
  • macOS
  • AVX2 をサポートする Intel CPU または M チップ
  • 2 GB の RAM
  • 10 GB のディスク容量
  • Docker Desktop 4.20 以降
  • (*)Arm のサポートはプレビュー版です。

    マシンで cgroupsv2 が有効になっているかどうかを確認する

    マシンで cgroupsv2 が有効になっているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

    grep cgroup /proc/filesystems

    マシンが cgroupsv2 をサポートしている場合、次の出力が表示されます。

      nodev cgroup
      nodev cgroupsv2
      

    マシンが cgroupsv2 をサポートしていない場合、次の出力が表示されます。

    nodev cgroup
  • DockerPodman などのコンテナ ランタイムをインストールします。AlloyDB Omni はコンテナで実行されます。

Docker を使用して AlloyDB Omni をインストールする

Docker

  1. docker run コマンドを使用して、my-omni という名前の AlloyDB Omni を含む新しいコンテナを作成します。

      docker run --name my-omni \
        -e POSTGRES_PASSWORD=NEW_PASSWORD \
        -d google/alloydbomni:16

    NEW_PASSWORD は、作成後に新しいコンテナの postgres ユーザーに割り当てるパスワードに置き換えます。

  2. psql を使用してコンテナ化された AlloyDB Omni に接続します。

      docker exec -it my-omni psql -h localhost -U postgres

    ターミナル ウィンドウに、postgres=# プロンプトで終わる psql ログイン テキストが表示されます。

Podman

  1. docker run コマンドを使用して、my-omni という名前の AlloyDB Omni を含む新しいコンテナを作成します。

      podman run --name my-omni \
        -e POSTGRES_PASSWORD=NEW_PASSWORD \
        -d google/alloydbomni:16

    NEW_PASSWORD は、作成後に新しいコンテナの postgres ユーザーに割り当てるパスワードに置き換えます。

  2. psql を使用してコンテナ化された AlloyDB Omni に接続します。

    podman exec -it my-omni psql -h localhost -U postgres

    ターミナル ウィンドウに、postgres=# プロンプトで終わる psql ログイン テキストが表示されます。

クリーンアップ

このクイックスタートで作成した AlloyDB Omni コンテナをクリーンアップする手順は次のとおりです。

Docker

  1. my-omni という名前の AlloyDB Omni コンテナを停止します。

      docker container stop my-omni
  2. my-omni という名前の AlloyDB Omni コンテナを削除します。

      docker container rm my-omni

Podman

  1. my-omni という名前の AlloyDB Omni コンテナを停止します。

      podman container stop my-omni
  2. my-omni という名前の AlloyDB Omni コンテナを削除します。

      podman container rm my-omni

本番環境で使用する新しいコンテナに AlloyDB Omni をインストールする手順については、AlloyDB Omni のインストールをカスタマイズするをご覧ください。

次のステップ